一

月光の囁きの一のレビュー・感想・評価

月光の囁き(1999年製作の映画)
3.6
『さよならくちびる』『害虫』の塩田明彦監督作品

マゾ的嗜好を持つ男とそれに嫌悪しつつも離れられない女の異色の青春ラブストーリー

笑っちゃうくらい正真正銘のド変態映画
しかも高校生という設定の青春映画な上に、直接的な性描写とかよりも更に深淵を覗いてる感じなので、より変態性の高いドM描写には別の意味でドキドキする

真っ先に思い浮かべたのは『悪の華』ですが、そちらよりもマゾ要素がかなり多めで一切感情移入できないけど、観てる分には結構面白い

なにより主演のミステリアスな美女を演じたつぐみの徐々に豹変していく過程が、ホラーよりもホラーしちゃってる怪演で静かながらに狂気じみててかなり凄い

でもこういう青春もそういう性癖の方にはなしではないのかも…?
いや、ないないないない😭🙏🏻笑

2021 自宅鑑賞 No.012
一