このレビューはネタバレを含みます
映画館にて。
ハードルを自分の中であげすぎていた、想像を超えてくる感動はなかった。
初めの少年のシーンでだいたい最後まで予測が付く物語で、
もし自分が十代の時に観ていたらドキドキハラハラできたのかもしれない。観るのが遅すぎたかな。
オチの付け方はアリだけど、ちょっと一発芸感は否めない。少年少女の屈折した感情描写は、少年の初めの月光シーンまでが一番良かった。(少年の演技が総じて良かった)
中盤からほぼ少女メインになるが、少女の演技や、描き方が一辺倒かなと思ってしまった。
カメラアングルがほぼ下からで画角が変わらない感じとか、カメラマンか監督のフェチズムかもしれないが、何回も繰り返されると飽きてくる。
この作品を観た後、スピッツ聞きながら夏の街を歩くのは最高だった。