映画『スターダスト』
興味深くて面白かった。デヴィッド・ボウイという人がまた少しわかった気がする映画。
『ジギー・スターダスト』前夜のデヴィッド・ボウイを描いた作品。
当時の妻アンジーも描かれる。男女関係なくフリー・セックスのボウイ夫妻。アンジーはある日寝室を覗いたらミック・ジャガーとボウイが裸で抱き合っていたと語ってる。
アメリカ入国の際には女性ものの服装を怪しまれ「オカマ」と言われてしまう。パブリシスト、ロン・オバーマンとアメリカをプロモ・ツアーするけどとになるが、ワーキング・ビザがなかったりで散々な目にあいながら、「ローリング・ストーン」のインタビューなどを通してボウイが変化していく。
友人マーク・ボラン、もちろんミック・ロンソンも出てくる。ミックは金ピカの衣装を着たがらない。
ボウイがなぜ別人格を産んだのか?も少しわかる映画。
音楽雑誌の表紙はいまだにストーンズやビートルズ、プリンス、ピンク・フロイド、デヴィッド・ボウイ、新し目でもレディオ・ヘッドって感じ。先駆者たちは時代の先の先を行っていたから、まだ時代が追いついてないのと、超えるアーティストが出て来てないからじゃなかろうか?ボウイは70年代の初めからかなり奇抜でジェンダー・レス。パンク、ディスコ、テクノ・・・彼は時代の変化を読んでは音楽も変えていった。
残念だったのは、デヴィッド・ボウイの楽曲が使えなかった点。