このレビューはネタバレを含みます
2024-22本目
むかし、世にも奇妙な物語で、飛行機の中から一人ひとり消えていく話があった。結局、死んでしまっている魂が、自らの死に気づいたものから、その世界からいなくなる、という話だった。
ほとんど初めて見たその設定に驚愕したが、それ以来、その設定の多いこと多いこと。
記憶しているのは、アンハサウェイのパッセンジャーズだが、それ以外にも短編長編、よくあったと思う。
今作はその、囚われた魂が自己実現するところが他とは一線を画している。とは言え、設定を小出しにされ、頭を悩ました結果、オチはそれかい!見たことあるわっ!と正直腹が立った。
それならいっそのこと、設定をはじめから晒した天間荘の三姉妹の方がなんぼも良かった。
幼い頃の自分と同様、初めてこの設定を目にする人には面白く映ると思います。
それから、一人の幸せと多数の幸せの話。天気の子もこれでしたね。「オメラスから歩み去る人々」。これも、散々擦られたテーマ。
既視感たっぷりのストーリーは残念でしかなく、ただただ長く感じましたが、作画、エンディング曲は最高でした!!あと、最後にラジオを持ってきた伏線回収は面白かったです。
とは言え、、あまり人にはお勧めしません。タイトルも、理解できませんでしたが、考えたくもなりませんでした。
好きな方、ごめんなさい🙏