北斗星

戦場のピアニストの北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


昔観た忘れられない作品。 
今また戦争が繰り返されようとしている。人間はなんて愚かで、過去から学ばないのだろうと自戒しながら思う。


人間はあっけなく死んでしまう。

だけど、助かる命もある。

(不謹慎ながら)一人のピアニストが生き抜く姿が何て美しいんだろう。
命を救ってくれたのもまた、ピアノだったのだと…。
ガリガリに痩せたシュピルマン(エイドリアン・ブロディ)が缶詰を開けようとウロウロするシーンは何か可笑しみを与える。


冒頭とラストが同じ。ラジオ局でショパンの〈遺作〉を弾いている。爆撃とともに聴いた同じ曲がラストは明るく聞こえた。


エンドクレジットの協奏曲が力強くて【生命】を表していたように思う。

ポランスキー監督はよくここまで形にしてくれました。今現在御年88歳。インタビューで『墓場に持ってくならこの作品』と仰っていました。


空けない夜はない。


素晴らしかった!!








 
北斗星

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