NoAceJustYou

ホラーマニアvs5人のシリアルキラーのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2021/8/8鑑賞。62点。


〈見所〉
・フィルを殺して奪った車を、愛車にするキャリー
・電話にゲロ
・勝手にしやがれ
・マイクデカすぎ問題
・警察署の電話が壊れてて繋がらない
・手術用手袋を何度も落とすな


〈あらすじ・ネタバレあり〉
1983年、ミネソタ州。
モーテルにて、フィルという男が下心丸出しで「車に乗るか?」とキャリーという女に声をかける。
キャリーが車に乗ると、フィルは内側からロックをする。だが、キャリーは忍ばせていたナイフを手に取るとフィルを何度も刺して殺す。

殺人鬼マニアの雑誌編集者・ジョエルは、映画監督と殺人鬼ホラー映画について討論する。
ジョエルには、【タクシードライバーが殺人鬼】というアイデアの映画なら絶対面白いという確固たる思いがあった。
ドライバーは客の顔も家も知っているけど、客はドライバーの顔なんか覚えてない。

ジョエルは、自分が思いを寄せるルームメイトの女の子・サラが男とキスをしている場面に遭遇。キスしていた男・ボブを尾行すると、ジョエルは中華料理店に着く。

中華料理店でボブに話しかけるジョエル。
ボブが指輪をはめていることに気づいたジョエルは、話しながら録音レコーダーのスイッチをオンにする。
ボブはサラとは本気ではなく、1度デートしただけ。指輪は誠実さを演出するアイテムで、既婚者ではなかった。
さらに、そのデートで自分のグチを言われてたと知り、ショックを受けるジョエル。
ジョエルは酒をがぶ飲みして酔い、そのままトイレで眠ってしまう。

目が覚めたジョエルが歩いて進むと、5人の男女が椅子に座っていた。まだ、2つの椅子が空席だ。
殺人鬼のザッカリー(場を仕切る、政府に雇われた殺し屋)、マイク(女子大生ばかりを狙う巨漢の殺人鬼)、ヒデオ(シェフの顔を持つ食人殺人鬼)、フリッツ(会計士の顔を持つピエロメイクの殺人鬼)、そしてキャリーの5人。

5人は、ジョエルのことをフィルという男だと思っていて、ジョエルも話を合わせる。
5人それぞれが過去に犯した殺人のエピソードを話していくため、フィルは彼らが殺人鬼だと察してしまう。
ジョエルは、「女ばかりを狙うタクシードライバーの殺人鬼だ」と嘘をつく。

遅れて現れた殺人鬼は、ボブだった。
ボブは、ジョエルの話を聞いて矛盾点に気づく。
「タクシーの予約が入った時点で、どのドライバーが誰をどこに乗せるか記録される。それに、オフの日には配車の連絡が来ないのでタクシーを走らせることも不可能だ」と指摘。

ジョエルは、フィルでないことが殺人鬼たちにバレてしまう。ザッカリーは、ジョエルをどうやって殺すか決め始める。
だが、仕切り屋のザッカリーに不満を持ったマイク、ヒデオは彼を殺し、フリッツは毒を打ってザッカリーの体を溶かす。
キャリーは、ジョエルを殺すためにキッチンへ連れていく。

実はキャリーは、【殺人鬼を殺す殺人鬼】だった。キャリーはジョエルを救おうとしていたのだ。
ボブは、ジョエルが殺人鬼の集会で録音レコーダーを持っていたことに気づき、彼を消そうとする。さらに、キャリーが裏切り者だとも見抜いていた。

ボブは、3回目のデートまでに女を殺すナンパ師兼殺人鬼で、IQ180を誇る。
ボブを生かしていては、サラが殺されてまう…。

キッチンに立て篭るジョエルとキャリーは、手を組んで一緒に戦うことに。
フリッツはキッチンに忍び寄るが、キャリーに気づかれて指を切り落とされる。
通気口を通ってキッチンに侵入したヒデオは、キャリーに見つかり、フィルの腸で絞殺される。

ジョエルは誤って警報機を作動させてしまう。
ボブは警察に通報して、キャリーが中華料理店を襲って人を殺したと説明。ボブとフリッツ、マイクはその場から逃げる。
ボブは店を去るときに、ジョエルのIDを奪っていて、彼がサラのルームメイトであることや住所も突き止めていた。

駆けつけたアップルトン警察は、中華料理店のキッチンに立て篭るジョエルとキャリーを逮捕する。
ジョエルは、中華料理店での出来事を詳細に話すが刑事たちは信じてくれない。
キャリーは、3人の殺人鬼が警察署に襲いに来ると忠告するが、それも無視される。

ジョエルは、容疑者の権利を主張してサラへの電話に成功。
「ボブには近づくな!用心しろ!」と言うが、サラは自分の恋愛事情に首を突っ込んだことに怒る。
結局計画はうまくいかないで終わる。
キャリーはジョエルに頭突きをし、刑事達の気をそらした一瞬で留置所の鍵をこっそり盗む。

ジョエルとキャリーは、留置所に入れられる。
ジョエルは、幼い頃にキャリーの家族が【真夜中の男】と言う殺人犯に殺されたことを知る。
警察署に、FBI捜査官のフリをしたボブが現れる。ボブは留置所のジョエルとキャリーを挑発。
録音レコーダーを回収したボブは、キャリーの手記を読む。そこには、キャリーがこれまで殺してきた殺人鬼たちが記録されていた。

ボブは刑事の喉を鉛筆で刺して殺害。マイクとフリッツも警察署に現れて、刑事らを血祭りにあげる。
ボブは、キャリーが殺人鬼のみを標的とする殺人鬼である、とマイクとフリッツに説明。

留置所からの脱出に成功したジョエルとキャリー。
キャリーは一人警察署に残り、マイクを刀で殺す。

「私にあなたの力は必要ない」と言われたジョエルはサラの元へ向かうが、その選択が間違っていると思い、警察署へ引き返す。

一方、サラもジョエルが心配になって警察署に来ていた。サラの背後にフリッツが忍び寄る。サラは身につけていた護身術でフリッツをボコボコにする。キャリーは、机をフリッツに落とし、顔面を潰して殺す。

キャリーは、ジョエルが戻ってきてくれて嬉しそう。
キャリーは突如現れたボブに背中を刺される。ジョエルはボブが振り下ろしたナイフを止めるため、身を呈して守る。ジョエルはナイフが突き刺さった腕の痛みを我慢しながら、固定電話でボブの頭を殴る。

ジョエルはキャリーに手を貸して外まで逃げ、サラの車に乗る。サラは、目の前に立ち塞がるボブを車で轢いて病院へ向かう。

病院で治療を受けるジョエルとキャリー。
そこに、医師の格好をしたボブが現れる。
ジョエルがボブの頭をぶん殴り、キャリーは医療用メスでボブの腹を滅多刺しにした後、とどめとして目を刺して殺す。
キャリーは、ジョエルを気に入って相棒にすることに。

後日。
映画館で働く殺人鬼をキャリーと一緒に殺したジョエル。
ジョエルは、以前映画監督に提案した【タクシードライバーの殺人鬼】と言う映画が上映されることを知り、少し喜ぶ。

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ジョエルとサラが結ばれなかったのは少し残念。
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