ろく

林業の嫁 肉体の火照りのろくのレビュー・感想・評価

林業の嫁 肉体の火照り(2021年製作の映画)
3.5
というわけであべみかこである(前レビューから引き継ぎ)。

矢口監督の「WOOD JOB!」をポルノにしたらこうなったって感じだけどなんとも優しい感じで嫌いになれない。

また主演のあべがなんとも言えずいい感じじゃないですか!やる気なさそうな感じでぼそぼそと喋る。テンプレの演技であるけど決して「セクシー女優だから下手」ってわけではないからな。

そして山を作る人の矜持も、生きていくのは何かということも(なんとなくだけど)しっかり伝わる。確かにそこの突っ込みが薄いとはいえるんだけど、ピンクでもこれくらいの映画は撮れるんだよと満足。

この手の映画では必ずいる森羅万象(俳優さんの名前)もなんとも薀蓄があって好き。吉田鋼太郎に似ているのでもしよかったら追っかけてみてくれ。ピンク映画観ると6割くらいの確率で遭遇します。

最後は少しとっちらかってしまったが(あべみかこだけの焦点を絞っても良かったのでは。でもそうすると脱ぐ女優が一人しかいないからピンクとしては失格かも)それでも優しい気持ちになれる佳品。

あ、間違っていたら御免だけど出てくるロケ地の山が僕がよく行く埼玉の山にそっくりなんだけど。特にトイレの形が。まさかあそこで撮影したのかしらん。あんなこともこんなことも。そう思うと夜も眠れません(いや眠れよ!)
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