さかい

最後の決闘裁判のさかいのネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

決闘裁判って「裁判で決闘」じゃなくて「決闘で裁判」なのかい!
それじゃあ力が正義、暴力が法になってしまうじゃないですか!!(まじめ)
冒頭のアレはイメージ映像で本編は普通に裁判するのかと思った。中世ヨーロッパ、暗黒時代すぎ。

構成は『羅生門』を連想するが、羅生門のように3人まるで言ってる事がちがって、その後さらにまた仕掛けがあり…というやつではなく
「状況としては完全にレイプ」。なのでだいたい似た話がくり返されるという…
しかも夫もモラハラ野郎だし、さらにさらに同じ女性の姑や友人も味方してくれない四面楚歌。孤立無援。地獄絵図。
負けて火あぶりよりはマシだけど、勝っても別に喜びはなく。
後日談ではようやく多少溜飲がさがる


映像面はロケや美術に、バトル描写などどれも気合い入ってて
時代劇としては満足感が高かった。
現代の邦画ではなかなか拝めない、馬がウマウマいっぱいのリッチな合戦に
またガッチリ着込んだ鎧武者のどつきあいがみどころ。サーベルでツンツン戦ってるのはよく見るけど鎧騎士バトルは珍しい
さかい

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