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美しき暗闇の中でのharuのレビュー・感想・評価

美しき暗闇の中で(2017年製作の映画)
3.0
いちご怖い。

私立探偵ルスランは、電車の中でゲームの脚本家アリーナとピアニストのエリナと出会う。脚本のネタとして、今巷で流行っている「果物屋」という連続殺人鬼の調査をしているアリーナの話を聞きながら、ルスランは先日依頼されたある女性の失踪事件について思い返していた。

サスペンスですが、ハラハラどころか非常に心地良いと言いますか、要するにすっごく眠くなる作品です。聞き慣れない言語を、全員が穏やかにお使いになられるので、中盤あたりはもうこっちが死にそう。モノクロ映画の中でレトロなファッションに身を包む人々が「インスタがー!」とか「ネット環境最悪ー!」とか言ってるところがなかなか雰囲気出てます。
電車に乗っているシーンは現在進行形で進み、ルスランが思い返す失踪事件についてはどんどん過去を遡っていきます。つまり失踪事件については冒頭でオチが語られ、「果物屋」についてはラストで解明されるという仕掛け。ラスト5分はすっかり覚醒し「おー!」となりましたが、それまでが正直キツかったです…
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