このレビューはネタバレを含みます
漫画原作×旬のアイドル押し企画と言う中、斬新な脚本で仕上げたおバカな一作。音でストーリーを強引に展開していく形は映画として新鮮だった。
お涙頂戴のシリアスな映画とは一線を画し、おふざけ万歳、フィクション万歳のコメディ、ザエンタメ。
これが映画としてどうかと言われると答えに窮する。どちらかと言えばテレビのバラエティー番組の中で作られた安めのドラマを2時間に拡大して見たようなライトさ、カジュアルさ。
ただ、個人的にはそれくらい頭を空っぽにして見れる映画も、いいんじゃないかと思う。映画は全部が全部、文学作品でもなければ、高い予算を持ったスペクタクル作品でもない。
今日来ていたお客さんは9割5分が女性だった、特に若い女性が目についた。帰り際、3人組の女性が楽しそうにしゃべっていた。遊園地の帰りのような足取りの軽さ。
英監督、次はどっちで来るか。