スワヒリ亭こゆう

笑いのカイブツのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
1.6
笑いに取り憑かれた男の話っていうのは興味深い内容でしたけど、僕はダメでした。
笑いっていうのは許容範囲内じゃないと成立しないと思うんです。主人公のツチヤ(岡山天音)を観ていてイライラしてしまいました。その時点で無理でしたね。
笑いを青春映画にする発想はお笑い好きからすると嬉しい発想なんですけどね。

ツチヤという人が携帯大喜利やラジオに於ける伝説のハガキ職人になったのは凄いことなんでしょう。でも、それは一方通行で携帯大喜利もラジオもネタを拾って発表するのは芸人です。要はネタを見てそこから膨らませるのが上手いんですよ。
で、ツチヤっていう人は多分、それは苦手なんです。だから作家志望なんでしょう。
だったら他の先輩作家を下に見たりするのは容認出来ないですね。
本作に於けるベーコンズはオードリーなんですよ。
仲野太賀さんが演じていたのはオードリー・若林ですね。で、メガネの作家はどきどきキャンプのさとみつですよね。
あんな風に言われて不憫しか残らないじゃないですか…
映画を観ていて可哀想になりましたもん。
それと笑いが好きに見えなかったです。
笑いの素晴らしさは本作からは窺えなかった。
映画の中で笑いがひとつでも有れば、そういう感想にはならないんだろうけど、本作には笑いはひとつも無かったです。

本人のツチヤっていう人がどんな人かは知らないし、別に知りたくもないです。
本作の主人公ツチヤは僕は嫌いでした。
好きになるタイミングすら無かったです。
2024年1本目はコレじゃなかったなー