このレビューはネタバレを含みます
これは語りたい!!
以下はストーリーの全容なので観た人だけ読んでくださいまし
考察)
1.ノニの夫と長男の死
この冒頭のニムの語りで不審死を遂げたことからもうみんな悪霊に取り憑かれて死んだってことね。
マックについては、ミンがそうしたように精神崩壊の辺りで死んだのだと思う。
2.ミンが取り憑かれた時期
ノニの夫が死んだあたりから、もしくはその前から変だ。父が死んでもなんとも思わないのは取り憑かれ始めてるからだ。行動もおかしい。取り付く相手がシフトされたか?
3.ニムの力は本物か?
ラスト、ニムは女神の存在に懐疑的になる。
明らかに存在する悪霊の前に、これまでの自分の能力について無意味さを感じるような発言をする。
実は女神の存在を感じている様な気がして生きているだけで、自分の信仰と周りの信仰によって力があるような気がしていただけか?
実際の所はわからないが、ミンの居場所を見つけた事や、バヤンが宿ろうとしていない事を判別するなど少なくとも何か出来る事は確かな気がする。
4.ミンが失踪中、生きていた理由
終盤の監視カメラにあるように、生肉とかを食っている。ミンの意識は無いが、悪霊達が何かしら食っていたのだろうと思うが、栄養は不足していたようだ
5.女神像のクビが切られていた
ミンが見ていた夢が示唆している。時系列的に失踪中に女神像の首を切ったかと思う。また、首を切られて死んだ人々の怨念なのでその復讐を意味するともいえる。
6.ニムの死んだ理由
実際、1か月祈っていた。
これだけやっていたら不調になる可能性は高い。また死ぬ間際に無意味さを悟り、自信の人生に絶望した可能性もある。
儀式の道具のまわりにうじ虫が大量にあったから、もしかすると悪霊達が来て絶望につけこみ殺したのかも。
7.儀式は成功する可能性はあったか?
替え玉作戦は意味あっだのだろうか?実際ツボは動いていたし、祈祷師の前にあったツボは途中で動きをやめたから途中まではいけてたのかも。
では、兄嫁がミンの部屋を開けなきゃ成功していたか?
終盤、弟子達に乗り移った悪霊達はミンに平伏していたので、ミンの悪霊が上位の存在なのかも。ソイツを抑えておけば他のやつを封じれる、と考えれば、予定通りにいけばいけた可能性はありそう。
7.ノニの行動
終盤、突然に女神の存在を感じるノニ。儀式を再開すると言い出すが、線香を全て消す行動をとった。
そのあと弟子達が壁に頭突きをしたりする。たぶん、他の弟子達に悪霊が乗り移らない様に器である肉体を破壊しようとしたのかと思う。乗り移った場合はまわりに危害を加えこそすれ、自傷することはしないはず。
またミンが来た際に、頭を掴んで治そうとするが、失敗し、焼かれてしまう。
これは女神の力が悪霊達に及ばなかったと解釈できる。
よってノニに女神が宿っていた可能性は高い。表現的に本人の意識と50%50%な感じがする。
8.その後どうなったか、どうなるか?
ブレアウィッチ的に考えれば撮影データは後に回収された、と考えれば悪霊達は首を切った一族を絶やせばいいのでそこまでいけば消えるかもしれない。
回収する頃にはみんな死んでるかも。またミンも一族の1人だから死ぬだろう。
また、悪霊達は人から人へのり移れる性質があり、かつ証明不可能なので乗り移って分散していくかもしれない。
素晴らしいバッドエンド。
日本じゃやらないだろなこういう胸糞エンド。だから本当に最高だった。
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ストーリーの整理)
起
・ニムは代々女神が宿る祈祷師の家に住む
・姉のノニは昔、女神が宿るの拒否し、妹にむりくり引き継がせた
・そのノニの夫が死ぬ葬式から始まる
・葬式の夜からミンの様子がおかしく、老婆と無言で深夜見つめ合っている
・老婆は白目
・ミンの様子がおかしいのは女神が選んだ前兆だとして取材班が並行で撮影
承
・ミンは職場でも明るい感じだったが、どんどんおかしくなる
・バスで人を殴る、職場でファックする
・ミン、仕事クビになる
・ミンが精神崩壊し、自殺未遂
・ミンの母、女神の儀式を承諾するが、女神ではないとニムはいう。
・ミンは完全に取り憑かれる
・ニムが助けてくれないと考えたノニは、胡散くせー祈祷師に連れて行くが、そこからミンは失踪
転
・ニムは独自に調査し、自殺したミンの兄、マックが取り付いていると推定
・兄弟は愛し合っていた説があり、自殺した場所でニムは除霊を続ける
・取り憑かれたミンが集めた遺物を集めて1か月、卵を割る儀式
・風が吹き、何かいそうな雰囲気
・この祈りをしてるシーンが予告に出る
・ある時、卵を割ると黒いモノがでる
・ニムはマックではないと察し、何かに気付いたように走り出す
・焼け落ちた紡績工場を見つけ、そこでミンを見つける
・失踪から1か月経過していたが、ミンは生きていた
・しかしミンは完全に取り憑かれていた
・女神に祈る為に女神像へと向かうが、女神像の首は切断されていた
結
・ミンを救う為、ニムは強そうな祈祷師を訪ね、吉日に儀式を行うため準備を開始
・ミンは自宅で夜な夜な家を荒らしていたので、隠しカメラを設置
・散らかす程度の行動だったが徐々にエスカレート、生肉を食う、犬を煮て食う、子供をさらう。
・儀式前日、ニムが自宅で謎の死
・準備物はうじ虫が湧いていた
・儀式当日、祈祷師と弟子達は廃工場で準備を開始
・取り憑いていたのは、ニノの死んだ夫が人を沢山首を切って殺してきた一族で、殺された者達の恨みが悪霊達を宿らせたという
・袋をかぶせたミンを連れ、儀式開始
・袋の人物は実は母のニノであり、悪霊達を欺き、封印する狙いだった
・儀式中、ミンは家に閉じ込められていた
・ミンは呪符で部屋に封印されていたが、部屋から赤ちゃんの声がするので、ノニの兄嫁はドアを開けようとする
・赤ちゃんはベッドにいる
・兄嫁がドアを開けた瞬間、祈祷師が封印したツボが動きをとめた
・電気が消え、祈祷師死亡
・廃工場ではニノが女神の存在を感じると言い出し儀式を再始動
・しかし、ニノが線香を集め消すと、弟子達も全員死ぬか取り憑かれた
・ミンは家にいる全員を殺害
・ミンは工場へ
・女神が取り憑いたと思われるニノはミンを正気に戻そうとする
・がダメで撮影班含め全員死ぬ
・ニノはガソリンに火をつけて死ぬが、その火がニノの夫一族の名前が書かれた藁人形(釘がささりまくってる)を映し出した
エピローグ
・ニムの死の前日、ニムは準備をやめ、女神の存在が確かかわからないと言い、すすり泣いた。