山中潤一official

硫黄島からの手紙の山中潤一officialのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
4.0
父親たちの星条旗を見てから見たいと思い続けてた映画。

前作(っていうのかな)を見てから見てよかったと心から思った。
芝居がめちゃくちゃにうまいとも思うんだけれども、
脚本と実話の切り取り方がめちゃくちゃはちゃめちゃにうまい。

もちろんカメラワークやその色使いもすごいんだけれど、
…日本人としてアメリカ人がこれを作ってくれたことに嬉しくて仕方ない。

と、同時に、明確な命のやりあいは無いとしても、
日常の中に随所に戦場は潜んでいるなーとも思うわけです。

本物を知れば知るほど、日常は戦場と解釈するのではなく、全部コントだと思いながらユーモアであふれて生きていきたいと思う所存。

でありながらも、やはり心通わせた、心通わせたいと思う人との間にある愛については、凄みながら護り攻めたいとも思うわけであります。

掛け(履き)違っちゃいけないのは、
相対する企業や個人、どんな対象であっても
それぞれにこれまでの人生があり誇りがあることを念頭において
尊重しながら生きていきたい。

思いは届いて初めてメッセージ(コミュニケーション)になるよな。
届かない孕んだ思いなんて、
糞尿と変わらないと思うのは、冷たすぎるのかな。

相手になったとして、何か孕んでいたんだよと信じ切ることがある種その方との関係性の現れなのかなと思うんです。
友人だったり家族だったり恋人だったり師弟だったりね。

糞尿のままでいい思いも軽からず多くあるけれど、
愛が重ければ重いほどきちんと知りたくなるもんな。

大切にしたいよな、言葉尻とかさ。