kazマックスグローバーレッド

ダイナーのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ダイナー(1982年製作の映画)
3.5
『レインマン』のバリー・レヴィンソン初監督作品。1959年クリスマスの夜、20代半ばの「大人になりきれない」青年たちの他愛もない青春群像劇。監督の生まれ故郷ボルティモアが舞台です。

1959年といえば『スタンド・バイ・ミー』で、この年の夏にオレゴン州の片田舎で死体を探す旅に出た少年たちが少しだけ「大人になった」年。どうやら1959年はメリケン男子たちの分岐イベント発生年のようです。

この2つの作品で使用されてる曲は「Come go with me」で、この曲が流れてくると50年代末の雰囲気が伝わってきます(スタンド・バイ・ミーでは焚き火を囲んで一服するシーンで流れてた)。

自分も20代の頃にはよくダチとファミレスにたむろって意味のない馬鹿話をしてたもんで、どの時代でもどこの国でもみんなやってることは一緒なんだな。

『ダイナー』の若者たちはミッキー・ロークにスティーブ・グッテンバーグやダニエル・スターン、そしてクリスマスの夜に酔っ払ってパンいちでキリストの代わりに飼い葉桶の中に座り込むケビン・ベーコン。クリスマス✕ケビン・ベーコンの組み合わせは何かが起きるんです!



本編とは全く関係ないけどダイナーのシーンが印象的な自分のお気に入り作品は

ブルース・ブラザーズ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
ツイン・ピークス
レザボア・ドッグス
パルプ・フィクション
ガンパウダー・ミルクシェイク

アメリカ映画とダイナーって相性いいです。