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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのchinsukoのレビュー・感想・評価

3.8
ニューオーリンズの街と佇む人々が(たぶん)リアル

主人公のモナ・リザ・リーは12年間精神病院に幽閉され、満月の日に特殊能力を発動するというちょっとホラーな設定。

モナは、収監された理由やバックグラウンドは描かれず、ミステリアスな存在である。
演じるチョン・ジョンソもミステリアスな顔立ちで、ピッタリ役にハマっている。

ケイト・ハドソン演じるストリップ・ダンサーのボニーがモナの特殊能力に目をつけ荒稼ぎを思いつく。


劇中でモナはそんなに酷い目にあってない。

街でタムロする、見た目ジャンキーみたいな奴が結構イイ人だったりと、結局バッドガイは出てこない。

もしかしたらリアルはそんなものかもしれない。

モナの目線で、ニューオーリンズの夜を逞しく生きる人々を描き、それにファンタジー要素を付け加えた感じ。

雰囲気はとても良く、ポップな音楽が似合うオサレな作品。
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