最高!!!!!!!!!!!
今まで見てきたミュージカルの中で1番好きかも。
9.11のテロの際飛行中だった飛行機は他の街に不時着を余儀なくされていた。
そんな中ニューファンドランドの田舎町、ガンダーに不時着した38機。
飛行機の乗客、乗組員と突然訪れた彼らを迎えたガンダーの街の人々の実話に基づいたミュージカル。
まず、9.11を題材にしてるからにはかなり重い話なのかと思いきや、コントかな?ってくらいかなり笑いどころが多い。
キャッチーなメロディに乗せられて進む物語とジョークの数々で、2時間があっという間!
また飛行機の揺れや泥酔した様子などを取り入れた振り付けも面白くて、ただ上手いダンス!と言うより見ていて楽しいものになっていた。
人種も出身も年齢もセクシュアリティもバラバラな人々がみんなで手を取り合って困難を乗り越えるというストーリーもシンプルながらとても感動する。
こういう、あんまり知られてない辺鄙な土地を描いた作品ってミッドサマーみたいなホラー展開にされがちだが、実際の田舎って数日間お世話になるだけならかなり優しいことが多いよなと思う。
終盤はもう自分も乗客のひとりになったような気分で、観てから2週間ほど経っている今思い出してもガンダーの人々が恋しくて泣けてくる。
そして、そんな多種多様な乗客や町の人々を演じたのがたった12人の俳優さん達というのがまた凄い!
代わる代わる衣装や口調、訛りを変えて1人何役も演じていて、しかも全然違和感が無くて「これが舞台役者……」とかなり感動した。
9.11を題材にした作品はいくつか見てるつもりだったけど、だいたい当事者か近くの人の話なのでこんなに遠くまで影響があったんだなと改めて。
日本でも上演されるみたいなので、機会があれば見てみたい。
そして本当にいつかブロードウェイで舞台がみたい〜!!