あーさん

シネマ歌舞伎 桜姫東文章 下の巻のあーさんのレビュー・感想・評価

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シネマ歌舞伎 2022 第2弾

先月観た、桜姫東文章 上の巻の続き。

冒頭で、上の巻の説明あり。
これは、ありがたや!
観ていても忘れていた所や、朧げだった所を確認して、
さて、物語はどう展開して行くのか!

あらすじは、Filmarksさんの完璧なものを見られよ。

あやー、身を落とした桜姫(姫→遊女)の無理めな言葉遣いの可笑しみ。
清玄は濡れ衣から捕らえられて、挙句寝ついてしまって可哀想だけれど、あまりにも桜姫への執着が強過ぎて、ちょっと鬱陶しい💦
にしても、あんたら(かつての師匠でしょうに…)その仕打ちはあんまりでは。。
えー!雷が落ちたことでそんな事が起こるの⁉︎ホラーでないの!
ゾンビが出てくるのかと思った。。

相変わらず若々しい仁左様なのだが、墓掘りの権助に扮したその御御足が、、年齢相応に細っそりとしているのはやはり否めない💦
嗚呼!こんな所にお歳が出てしまうとは。。
しかし、顔から上は完璧な悪の二枚目。
一人三役の出ずっぱりは相当大変なのに、顔には出ない仁左様、お見事❗️(本編前のインタビュー時の'はんなりした'関西風の素朴さがまた、、役とのギャップ!)

そこへ来て、玉様が美しいわ、お茶目だわ、、(でも、サイコ😅)もう、役者は揃っているので、とんでもなく奇想天外だろうと、何だろうと、舞台に釘付け。。
→これは、文字で読んでも観ないと良さはわからないなぁ。。

いや、もう、激しいバトルの末に、こんな終わり方⁈
桜姫〜💦💦

これは、えらいもん観てしもうた!!
そして、ラストシーンの艶やかさ。。
歌舞伎の全部が入ってますやん!

いやいやいや、これはBlu-ray出たら買ってしまうかも。

歌舞伎の楽しみ方が、ようやくすこ〜しわかってきたように思うこの頃。
見得を切る所が、楽しくて仕方ない。そして、決めポーズをする時の身体能力の凄さよ!
役者魂に心が震え、この舞台に関わる全ての人達の熱い心持ちに感動して、、

涙が止まらない。。

金太郎飴のようなありふれた映画を観るよりも、最近は伝統芸能にどんどん吸い寄せられて行く私なのであった。。



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気になっていたイヤホンガイドは、
今回もせず。
あらすじもわかっていたし、物語が比較的わかりやすかったので、セリフや演技に集中できたかな。
アリで観た方の感想が聞きたい。
あーさん

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