まめだいふく

サバイバル・シティのまめだいふくのレビュー・感想・評価

サバイバル・シティ(2021年製作の映画)
3.0
 「お前の脳ミソはどこだ? よく考えろ」

 オープニングの銃撃戦で嫌な予感がした。あの至近距離の撃ち合いでほとんど当たらないなんて。
 で、その嫌な予感は的中。その後の展開もまあ見るに堪えない。

 運転中に見つめ合ってりゃ、そりゃ事故るわ。
 それ以前に、後部座席の娘が落としたぬいぐるみを何で運転中のお前が取ろうとするんだ? 助手席の妻が拾えばいいだろ。妻、何わろてんねん。

 で、邦題が『サバイバル・シティ』という割には、殺し合いの舞台が荒れ果てた農場ってどういうこと? どこがシティやねん。

 悪党の目的もよくわかんないし、刑事も刑事で仕留めた悪党の銃をなぜか奪おうともしない。

 カーチェイスも迫力に乏しい、単なる山道ドライブ。途中で人拾えるほどの差がいつついたんだあれ? どこかに信号機でもあったのか?

 ブルース・ウィリスは腹に銃弾受けてるわりには元気。彼の格闘シーンが二度ほどあるけれど、上手く顔を見せずに撮ってるところから見て、スタントマンの可能性が高い。

 まあとにかく登場人物がおつむの弱い連中ばかり。とにかく脚本が酷い。

 『ブルース・ウィリスの出演作、全部観るまで帰れマンデー』に挑戦してる人以外は無理して鑑賞しなくても良いかと。
 どうしても観てみたいという方はハンカチのご用意を。笑い過ぎて涙が止まらなくなるかもしれないので。
 そう、本作はサスペンス・アクションとして観ると酷いので、コメディとして観るのが正解。
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