ベルファストのムイ子のレビュー・感想・評価

子供の世界、大人の世界、夫婦の世界。
それぞれの視点から見る世界の違い。

子供の視点、夫の視点、妻の視点、母の視点、父の視点、それぞれのそれぞれの世界。
時にぶつかりながら、調和しながら世界は作られていく。

セリフ回しが秀逸。
おじいちゃんが、好きな子の話をする孫に
「愛の底には憐憫がある」とか、
宿題をする孫に、「忍耐だよ。計算も色恋も」とか…やられました。

算数の問題について、
「正解は一つでしょ。」という孫に対して、「答えが１つなら紛争など起きんよ」と。