北アイルランドが舞台のドラマを観た影響で、こちらも北アイルランドの映画。
オープニングのカラー映像から1969年の白黒のベルファストに移るシーンが印象的。
日本人にはあまりピンとこない、宗教の違いによる内紛の話。
こちらではかなりセンシティブな話題らしいです。
ロンドンでひとり働くパパは家族で暮らしたい、一方ずっと地元で暮らすママはここを離れたくない。
どちらの気持ちも分かって、もどかしい。
でも、決心がついたきっかけというのが、家の中にいるのに外と同じように緊張している自分に気付いたから。
私もママのセリフを聞いて、そりゃそうよ、と納得しました。
最後、おばあちゃんがまっすぐな目で
go don't look back
と言ったところに心を持っていかれた。
ひとり残る寂しさも感じられて切なくなった。
