すずや

ワース 命の値段のすずやのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
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いい映画だったな…
冒頭の飛行機のエンジン音にゾッとさせられた(もうあの場面を何度もドキュメンタリーや映画で見てきたから)のはかなり怖かったが…
人間は数字じゃなく、その中に生きてきた膨大な時間があってライフストーリーがある。確かに限られた資源を分配する合理性も時には必要だけれど、その一人一人の人生に敬意を示して欲しい、そういう願いがあった。それは決して9.11の犠牲者に限った話ではなく、他の事件被害者や、あるいは今の日本におけるセクシャル・マイノリティの事案、色々なことを考えて苦しかったし、同時にその物語を知ろうという姿勢が何かを変えられるのかもしれない、と考えたり。
音楽が「ハワーズ・エンド」のニコ・ミューリーだったのは嬉しい驚きだった。
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