切ない、っていう言葉で表すのも合ってるか分からない。エモい映画。
日常の些細な所から昔の記憶を思い出しちゃうってのが、題名では「ちょっと」っていってるわりに尽く鮮明。所々にある伏線も、こっちが登場人物と同じく思い出す感じがあって良かった。でも本人たちの人生にとっては「ちょっと」だし、それが今の自分に意味をなしているのだ、と背中を支えてくれている。
明確に描かない、結論づけない映画ってのも不思議で新鮮だったし、ラストのカットが美しすぎた。曲も素敵。
自分にも重ね合わせて考えちゃうなぁ。日々を切り取って思い出せるような、そんな豊かな人生を送っていきたいなぁ。