猫目

WOLF ウルフの猫目のレビュー・感想・評価

WOLF ウルフ(2021年製作の映画)
3.1
起承転…くらいで終わっちゃったかな??
種同一性障害という、なかなか斬新なテーマを扱ったお話で興味深かったんだけど、まとめ方が粗い感じ。
主人公ジェイコブは見た目はヒトだけど、自認はオオカミ。四つ脚で歩いたり、遠吠えをしたりするので、矯正施設に入所させられる。そこには自認がオウム、パンダ、リスなど様々なヒトがいて、ヒトに戻るために訓練を受けていた。
「ヒトは何より崇高な生き物で他の生き物はヒトによって生かされ、そして殺される」そうなんだけど、ヒトってそんな権限あったっけ?そういえば、私ってヒトだっけ?と今まで考えたこともない疑念が湧いてきて、途中から何を良しとするのか?混乱したまんま終わった。

見どころはジョージ・マッケイの獣になりきった筋肉美。他の役者さん達もそれぞれになりきっていて、コンテポラリーダンスを見ているようでした。

ところで、あなたはヒトですか?
猫目

猫目