スタチ

ホーンテッドマンションのスタチのネタバレレビュー・内容・結末

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

有難いことに試写会で鑑賞。
全体的にはホーンテッドマンションの愛を感じる映画
前半はホラー振りだし、後半になってくるとファンタジー振り。

自分はホラー映画をあんまり観ていないから、正直参考になるかどうかはわからないけど普通に怖いシーンはあった。
あと割と前半は暗めのシーンが多いので慣れないとちょっと観づらいかも。後半は明るくなってくるので大丈夫。

正直ホーンテッドマンションに詳しくなくても楽しめるようになっているので、別に予習として今までの作品を見る必要は無いです!強いて言うならカリフォルニア版のアトラクションの動画を観ておけば細かいとこも楽しめるようになっているって感じ。
だけど、ホーンテッドマンションの影響は大きく受けていてイースターエッグを探していくのは凄い楽しいのでアトラクションの動画だけは観ておくのはオススメします。

好きな人にとっては、BGS等世界観の拡張という意味でもいい意味で拡張されてるのではと感じた。
(一応)非公式のBGSを採用しているシーンもあって知ってる人はうおおおおおおってなってる所があるはず

人間関係に関しては、他のキャラクターにもバックグラウンドを感じられるセリフだったり行動があるしそれぞれの所で役に立っているのでそれもよかった。
好きなシーンもあるし、共感できるキャラクターもいた。
確かに、え?見たいなシーンはあるけどね

内容は死者と生者の関係というか、残された人がどうやってその喪失感を乗り越えるのかって内容だと個人的に思った。

まぁ、この映画を観てこのアトラクションに興味を持ってくれたら嬉しい!



追記
外観は勿論壁画やストレッチングルーム、椅子の柄とかとか正直アトラクション内で撮ったのってくらい細かく再現されているのでイースターエッグを探していくのは凄い楽しいと思う!
世界観の拡張という意味でもなぜ999人なのかというところも納得できる理由があった。あと勿論、これは監督・脚本家の考えた物なので公式とは言えないけどハットボックスゴーストのbgsがわかったのはかなりファン的には収穫なのかなって感じ。(今までは首が切られて亡くなった事しかわかってなかったはず)
個人的に、自分が幽霊になる儀式をした後から幽霊が見えるようになっているのはアトラクションリスペクト感じて個人的にはかなり気に入っている。最初は恐怖その物だったのに、儀式後見える幽霊達は怖い幽霊じゃないって分かるのも良い所だと思う。
あとはストレッチングルームでワニ、流砂、ダイナマイト、墓石が出てきて主人公たちが襲われるのは正直興奮した。
人間関係に関しては、正直消化不良感は否めないかな、、、主人公として4人(5人)の登場は分かっている所だけど、ベンがやっぱり実質的な主人公感がある。勿論他のキャラクターにもバックグラウンドを感じられるセリフだったり行動があるしそれぞれの所で役に立っているけどもっと活躍してほしかったなー

特に幽霊を撮影できるカメラが活躍するかなって思ったのに意外と活躍せず序盤で壊れただけなのが残念だった

ただ、ベンが過去の彼女の死んでしまった事を話すシーンでみんながそれぞれの言葉で励ますシーンは良かったと思う。
神父がハットボックスゴーストの帽子を持ち帰った後にホンテがなんか恐ろしく大きなものに見えてしまうシーンも結構好き。

ベンと霊能者の会話のシーンも凄く印象に残った。死者がこの世に残らないのは成仏してるし、向こうで幸せに暮らせているから。でも時々こっちに会いにきてくれる。って言うのは個人的にかなり助かるシーンだった。
またそれぞれの居場所を見つけられるのもよかった。ゴースト達はハットボックスゴーストが居なくなって恐怖から解放されたので成仏します!じゃなくてマンションに居るのが楽しいからいるって解釈は凄く好きです!
海に旅に出た船長もその後が気になる、、、幽霊船って噂されてそう

ベンの彼女と出会った場所にホーンテッドマンションの壁画があったが、それは元からベンが後々ここに来ることを暗示してたのかが気になるかな
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