フィリベール監督の精神病院を舞台にしたドキュメンタリーは『アダマン号に乗って』が初めてかと思っていたので、こんな前から撮ってたんだなと思った。
患者さん、スタッフ共に私服なので見分けがつかないのはアダマン号と同じ。ただ、本作の方が端々にスタッフの苦労が垣間見えて大変だなあ…と思った。おじいさんが女性スタッフの手を離さなかったりとか…
ぼーっと過ごさせるのではなく絵を描いたり、料理をしたり、音楽をやったり、舞台に向けて練習したりと、アクティビティがたくさん用意されているのは良いなと思った。何にもせずに考える時間ばかりが多い状態が一番病むので。