極楽蝶

地獄の曲り角の極楽蝶のレビュー・感想・評価

地獄の曲り角(1959年製作の映画)
2.5
公開当時は、アクション映画として面白みがあったかも知れないけれど、今観るとちょっと物足りないかなぁ。
作品中では、主人公の牧(葉山良二)に関係する二人の女性、章子(稲垣美穂子)と貴子(南田洋子)の全く正反対のキャラクターが面白い。悪女役の南田洋子さんの冷血な雰囲気は、この映画のひとつの見どころかなぁ。
オープンリールの家庭用テープレコーダーが物語では重要なアイテムだけど、その大きさに時代を感じる。マイクもデカい。こんなので隠し撮りができるのかなぁ(笑) 恐らく、公開当時はテープレコーダーは最新の電子機器だったのだろうけど、映画の終わり近くで、牧がホテルの一室に集めた悪党の政治家などに録音を聞かせるために持ってくるテープレコーダーがだいぶ小型になっているのも気を引きますねぇ(笑)
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