つばさ

雨を告げる漂流団地のつばさのネタバレレビュー・内容・結末

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

しんどい展開てんこ盛りだったけど最後まで面白かった。
皆それぞれキャラが立っていて小学生ならではの無謀さや無邪気さ、感情の爆発具合が見ていて楽しくもあり辛くもあったなー。

幼少期から根深くトゲのように刺さっている誰かを失う恐怖と喪失感。両親の不仲で苦しかったからこそじいちゃんとコウスケに救われたのにコウスケから投げ掛けられた言葉とじいちゃんの死により、更にナツメの心が追い詰められてあの頃何より大切だった場所にいたいと閉じ籠るようになってしまったのが切ない。小学生で『大丈夫』だと作り笑いするようになるの悲しすぎた。
だからこそコウスケによって立ち直ることになった展開もよかったです。コウスケはコウスケでずっと自分の言葉のせいでと思い悩んでいたので。

痛い表現が多かったのもしんどかった!!ジュリの落ちる瞬間の表情とどすんと落ちて頭部から出血しまくってたシーンはしばらく忘れられそうにない。ナツメの手もめちゃめちゃ痛そうだった…
つばさ

つばさ