【贖罪は簡単に報われない】【東京国際映画祭】
香港のスラム街で起こる猟奇的な連続殺人事件を追う刑事と犯人を描いた捜査劇。
東京国際映画祭の最後の作品はリンボにしました!
大雨で夜のスラム街を描くノワール調なディストピアな世界観がとにかく良かった!体感1.5時間くらいだったけど、3時間以上は見れてしまうくらいの凄い絵面の連続で素晴らしかったです!
全編通じて、贖罪を扱ったテーマで贖罪をする側とされる側の心理描写の変化も見どころある一方で”手”に纏わる様々なメタファーも世界観と見事に調和していて、そこも面白かったです!
イップ・マン序章を見た人なら誰もが知ってる池下さんの存在感も凄いし、映画の中で繰り広げられる追走劇の緊迫感も面白くて、見る娯楽性と受け取るメッセージ性のどちらもレベル高めな一作じゃないかなーと思います!
ブレードランナーやジョーカーが好きな人は死ぬほど刺さる映画だと思うし、オンライン上映や一般上映で公開して欲しい作品です!