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The Forgiven(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

The Forgiven(原題)(2021年製作の映画)
2.5
The Forgiven 2021年作品
5/10
ジョン・マイケル・マクドナー監督脚本
レイフ・ファインズ ジェシカ・チャステイン ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
マット・スミス アビー・リー・カーショウ
「ある神父の希望と絶望の7日間」のジョン・マイケル・マクドナー監督作。
アメリカン人の夫婦がモロッコの友人のゲイカップルの豪邸のパーティに
招かれる。豪邸は砂漠の中にあり、道中で化石売りの子供を車ではねてしまう。
夫は子供の父親につられられ、埋葬に立ち会うことに。
妻はパーティにそのまま参加する。
西洋人がモロッコだけでなくアジアの文化の表層のみに興味を示し、
内心見下していて、嫌われていることも自覚しているのを観させ
られるわけで、当事者には耳が痛い話だろう。
ゲイカップルの豪邸に来るエスタブリッシュメントは白人だけ。
西洋の白人エスタブリッシュメントだけでなく、非白人の西洋人がキャスティング
されていないのは、物事を単純化したいのか、そもそも白人だけの問題なのか、
多様性に対して逆差別にキャスティングがなされている印象。
マット・スミスとケイレブ・ランドリー・ジョーンズのゲイカップルは最高。
もともと持っている彼らの不愉快さ(褒めてます)が発揮されている。
二人を観るだけで自分としては満足。
「ある神父の希望と絶望の7日間」のようにじわじわ結論に向かっていく感じは
今回も同様。砂漠の環境がそうさせるのか展開がもの凄くゆっくりで
何度も眠りそうになった。
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