極楽蝶

アメリカから来た少女/アメリカン・ガールの極楽蝶のレビュー・感想・評価

3.0
ちょっと暗めの映像表現に不思議感があり、悪くはないけど、ちょっと共感できるところは少なかったなぁ。この作品はSARSのことが出てくるので2000年代前半の台湾の状況が合わらないと理解できないシーンが多いんじゃないかなぁ!? 反問し合う母娘が最後は心を通じ合うドラマということは感じたけど。
弁論大会への出場を薦める先生の「愛と憎しみ表裏一体」という言葉がこの作品のキーワードですねぇ! 家族として愛しているから憎しみも感じる。ラストシーンで病院から戻って来た妹を迎えに飛び出していく姿は、この家族の未来に明るいものを感じさせますねぇ。
ところで、母と娘2人がアメリカから台湾に帰ってきた家に着き入口のドアを開けたとき、小さい妹が「雪が降っている」と言うけど、実はカビだったというユーモアには意表を突かれましたねぇ(笑)
極楽蝶

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