「私の存在まで消すな 私は存在する!」
殺人罪で服役し、刑期を終えて出所した女性と、彼女を取り巻く人々を描くドラマ。
彼女を恐れる者、手助けする者、見張る者、想いを寄せる者、そして憎む者……様々な人物たちの心が揺れ動く。
元受刑者の社会復帰の難しさ、刑期を終えて罪を償ったとしても、被害者の家族にとっては何の慰めにもならないことなども痛いほど伝わってくる。
そして後半に明らかになる、ある真実。これには絶句。あまりにもつらすぎる。
終盤の緊迫感たるや、すごかったな。
ヴィンセント・ドノフリオが珍しく(自分が知らないだけかもしれないけれど)いい人役。
サンドラ・ブロックは言うまでもなく最高。