この世界観、この雰囲気、好きすぎる！
ファンタジーとまでは行かず、とは言え摩訶不思議な神秘的要素もありつつ。これまでに見たことがあるようで、しかし思い返してみるとあまり他に例が浮かばない世界観です。
悪く言えば、リアリティ重視なのか神話重視なのかどっち付かずだとも言えるので、どっちかハッキリさせて欲しいという人には合わないかもしれませんが。
重厚感漂う雰囲気も好きです。サントラはガイ・リッチー監督の『キングアーサー』と似た感じ。『キングアーサー』のサントラが大好きなので、当然本作のサントラも。単に良いというだけではなく、映像と見事にマッチしていたと思います。
他にも、映像の色合いやカメラワーク、ロケ地も非の打ち所がありません。もちろんキャストも。
ストーリー自体は決して複雑ではない、わかりやすいものですが、映画全体が重々しい雰囲気なので丁度良いバランスだったように思います。
公開当時はあんまりマークしてなかった作品なんですが、見てよかったと心から思える映画でした。
やっぱり映画は雰囲気が重要だなあと思う1作。
