紫亭京太郎

アンデス、ふたりぼっちの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

アンデス、ふたりぼっち(2017年製作の映画)
3.0
標高5000mを超える厳しいアンデス山脈の大自然の中で、たった二人で暮らす日常が過酷な現実にあることを淡々と静かに描いて、底知れぬ不安感を煽ってきて恐ろしい。「ペルー版小津映画」などという惹句が謳われていたが、後半に繰り返される更なる不安感に苛まれる出来事から、やがてやってくる戦慄の展開は、小津映画には無い過激さとキツさでイマドキ感の風合い。
紫亭京太郎

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