レッドキング

ブラック・フォンのレッドキングのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.8
子どもの連続疾走事件が相次ぐ中、フィニーは黒い風船を持った謎の男に連れ去られてしまう。
地下室で監禁される中、断線しているはずの黒電話から、かつてその部屋で死を遂げた者達の声が聞こえてくる。

ブラムハウス制作のサスペンス×ホラー作品。
謎の誘拐犯をイーサン・ホークが演じる。
あんまりこういう悪役やるのも珍しいなと思いつつ、サイコっぷりもお見事。
呼び名はあるものの、猟奇犯の名前や背景、犯行動機も一切語られないのが余計に怖い。
モチーフになった原作も実際にあった連続児童殺人事件が基になってるようで、その時の描写も再現されてるそうな。

前半はホラー要素だけでなく、
家族問題やイジメ問題などホラー意外のイヤな要素もあってけっこう重め。
次第にフィニーが誘拐犯に立ち向かい、グウェンが周囲の大人を巻き込んで救出に奮闘したりと
ラストの展開も含めてジュブナイル作品としてしっかり描かれています。
サスペンスやホラー、ワンシチュエーションからジュブナイルまで
いろんな要素がてんこ盛りなのに、どれも渋滞していなくてとても観やすい作品でした!
レッドキング

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