●予告編を見て「おぉっ!未知との遭遇」と「見せものUFO映画」を期待して、まんまと見に行く行為そのものがテーマ。「俺の後ろに立つんじゃねー」「目を合わせるんじゃねー」「見せ物じゃないんだぞー」今後、全>>続きを読む
※Memo1
●予備知識ほとんどなしで見たのがよかった。ど、どこへ向かうの?着地するの?えっ!そっち?と揺れる揺れる。しかし、その気持ちはそれぞれの登場人物も同じ。だって実人生にもシナリオなんてないん>>続きを読む
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●久々にゆる〜いスペシャルな映画を見た。ほとんど出オチのような人までいる豪華脇役。おっ!いよいよサスペンス盛り上がるぞー、というところでの本筋からの逸脱、底ぬけ脱線ゲーム。「ほとんど実話」触れ込みの証>>続きを読む
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麻希のいる世界
麻希とだけの世界
ふたりだけの世界
●この生き急いだ感じ、大人たち(麻希と由希以外のどいつもこいつも)に対しての苛立ちなんて言葉も飛び越えての感情の鋒先(きっさき)。監督がブレッソン>>続きを読む
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※Memo1
●監督の自伝的作品。
主人公の少年バディが見た1969年の故郷ベルファスト。
観た映画やテレビドラマ、舞台(真昼の決闘、リバティ・バランスを撃った男、スタートレック、チキ・チキ・バン・バ>>続きを読む
※Memo1
●カミンスキー撮影監督とKodakフィルム(しっかりエンドクレジットに)とBleach bypass(銀残し)でのハイコントラスト、抑えた彩度、ざらついた質感。そこから生み出されるミュー>>続きを読む
●元戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」やスティーヴ・マーティン「愛しのロクサーヌ」は知っているが、本作の経緯など、ほとんど予備知識なしで見に行った。これがもう、本当に楽しかった。
●ド・ギーシュ伯爵が>>続きを読む
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※Memo1
●まさに円弧を描いた物語。
●原作未読で見たら、どんな印象だったのかは今となっては不可逆。
はたして、この物語を映画にすることは可能なのだろうか?
あゝ2パターン体験できたら..と思う心>>続きを読む
●そうそうそう!こんなノリ、こんな感じ。
昔、学園祭クラスで映画を作った時、河原で乱闘シーンを撮っていたら、あまりにリアルすぎたのか近所の人が通報して警察来たこと思い出した。ストーリーは忘れてしまった>>続きを読む
落ちた、乗った、また落ちた、そして乗ったでお馴染み『大陸横断超特急』の脚本を執筆したコリン・ヒギンズ監督デビュー作。ゴールディ・ホーンが、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれるサスペンスコメディ。チェ>>続きを読む
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●アピチャッポン・ウィーラセタクン監督長編映画。本作合わせて4本しか見ていないけれど、今回が一番好きです。
●【記憶】という点で昔、確か横尾忠則さんと細野晴臣さんの対談で出てきたアカシックレコードの話>>続きを読む
●冒頭からの語り口が素晴らしくよい。
そして、全体から醸しだされるトーンが上品だ。
トイレやバスの座席、学校(白人専用という壁)、図書館など黒人差別がはっきりと行われていた時代。
ロケット軌道計算(チ>>続きを読む
●光線エフェクトまで、初代版 80年代テイストを再現していて文句なし。VFXではなくてSFXと呼ぼう。子供たちのわちゃわちゃ感も最高に楽しい。
●タイトルデザイン (MAIN & END TITLES>>続きを読む
●歴史改変まではいかなくても歴史シャッフルはいろいろ出来て楽しい。実在、やや曖昧実在を含めた暗躍人物たち(怪僧ラスプーチン、マタハリ、レーニン)ここにもそこにもトム・ホランダー。
●エンドクレジット(>>続きを読む
● for DIANAで始まってIn Memory of MARGARET NOLANで終わる。
このクレジットに挟まれた形で本編が存在する。エドガー・ライト監督にとって特別な作品。
スウィンギングロ>>続きを読む
●夕陽が映える。
あれは逆光ではない。
後光が差しているのだ。
イーストウッドが立っているだけでスコープサイズの画面が格調高くなる。そう、とにかくイーストウッドが出ているだけで評価は甘くなるのだ。仮に>>続きを読む
●「私はグッチ夫人よ」
何よりも名前に固執するあたり、それこそがブランド信仰。
あくまでも、その名前にこだわる。
打算丸見えのパトリツィアを演じるレディ・ガガ。
身の丈以上に振る舞う態度や言動。(それ>>続きを読む
●『チャンス』はそのスタート時点の逸話からして好きだ。
原作者イエジー・コジンスキーの元に、一通の電報が届く。差出人は本の主人公、庭師のチャンス。「あれ?」と思って見てみると”ニワデマツ。ニワノソトデ>>続きを読む
「雪はいつ止むのかしら」
●ひたひたと雪の上にまた雪が.. と書くと吉野弘さんの詩のようだが、長い年月が経とうともユンヒ(キム・ヒエ)とジュン(中村優子)のお互いの恋しい気持ちは溶けることなく積もって>>続きを読む
以前インタビューで豊川悦司さんが答えていたとおり「どのように宣伝したらいいのか困る」作品だ。
映画全編にわたって激しい雨が降る。
ハイコントラストにしてどこか銀残しとも呼ぶべきルック。対してのゴシッ>>続きを読む
●昔、放送していた年末年始恒例「新春スターかくし芸大会」のハリウッド拡大版のような映画。これが意外にも面白くて、振り返ると2時間25分もあったのかと思うほど、あっという間。さすがのアダム・マッケイ監督>>続きを読む
●時間が経過して色々なシーンが浮かんでくる作品がある。
本作がそうだ。見た瞬間もよかったが、じわ~っと、あー、また見たい!と。
●ご当地映画としても過不足なく、そして押し付けがましくもなく上品に成立し>>続きを読む
●さて、今回の「わくわくシャマランランド」は「どっちのシャマランショー」?
●30分で1年が過ぎる岸壁に囲まれた謎のビーチ。
限定された空間。招待された人々はどこか妙な言動やそぶり。
砂浜に先に訪れて>>続きを読む
●コミュニケーション能力ゼロ予備校先生と、その指南役が恋愛経験ゼロ高校生という設定時点で可笑しい。
成田凌、清原果耶、息(会話)が合ってはいけない役回りで息がピッタリって、なんのこっちゃーですが、素晴>>続きを読む
●屋根の上に立つ真希(長澤樹)。
それを発見してジッと見つめる彰(中川翼)。
この序盤のシークエンスでこころ魅かれる。
メインタイトルの出るタイミングも好み。
ジャンル分け不可。もしかすると夢を見てい>>続きを読む
●拠って立つ「正義」はそもそも脆い。規範がその人自身の見聞きし、体験してきたものの中から生まれているからだ。常に揺れている。それは傍観者である観客も。故に「物語」は映画館を出ても続く。余韻は大きい。>>続きを読む
●英タイトル「Intolerance」と示すように「不寛容さ」について語られた映画。
100年以上前に撮られたD・W・グリフィス監督同タイトル作品も迫害や無実の罪を起こす心の狭さが描かれていた。
しか>>続きを読む
●直球ど真ん中のボクシング映画。
東出昌大の目つきが後半、シャープで本当にボクサーのよう。
誰よりもボクシングが好きなのに優しさからか弱さからか受けの心持ちの松山ケンイチ。
最初はモテたい気持ちで軽く>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
●各章タイトルカードの出し方(見せ方)が(ある意味)答え。
しかも「羅生門」的骨格(あくまでも骨格)を利用した「藪の中」ではない現代に問う物語。
巧妙に編まれた脚本。完璧なキャスティング。
●とりわけ>>続きを読む
●公開は1981年。
そこで描かれていたものも「失われたもの」「喪失」だが、現在において、その時のロケ地自体がもはや存在しない。
●坂田明演じるマスター・ジェイ役で出ていたジェイズ・バーは実際、三宮駅>>続きを読む
●生きにくさ、不寛容、閉塞感。そんな押しつぶされそうな空気は普通に生活していても、感じたり、見たり、聞いたりする。まして三上にとってこの社会は馴染みづらく居場所が見つけられない場所でもある。
生活保護>>続きを読む
●まあ癖あるヨルゴス・ランティモス監督。
その魚眼レンズの多様さ(なんとVR的な!)。
悪意ある暴露的画面。
その、のぞき見世界の中での演者3人の素晴らしさ!
●ラスト、悪夢のうさぎが画面を覆い尽くす>>続きを読む
●彼岸と此岸を隔てるものは川だ。
そして繋ぐものも、思いをはせるために横たわるのも川だ。
ある種、夢を見ているような感覚。
時間の伸縮で言うならば、それは長い。
印象としての時間と実際の時間。
●原作>>続きを読む
●いわゆる、英雄・貴種流離譚。
ティモシー・シャラメ演じる主人公、ポール・アトレイデス。
登場した時のシルエットの細さがプリンスであり、のち(PART TWO)に展開される砂漠の民フレメンのリーダーた>>続きを読む
●デジタル、フィルム、白黒、カラー、画面サイズ、ロングショット、クローズアップ、演劇、映画、バレエ、言語、ロケ地… 様々な事柄が渾然一体となって押し寄せてくる。編集の妙、ディティールの集積。光と影。も>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
●また、夏映画の傑作が誕生した。
●それにしても、ひたすら主役の上白石萌歌が笑っていて、こちらも最後まで、ずーっとニコニコして見てた。
のびのびとした屈託のなさと勢い、間合い。
画面からはみ出しており>>続きを読む