おはうちさんの映画レビュー・感想・評価

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ファイナル・デッドブラッド(2025年製作の映画)

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この世の全部が人間を殺す為に機能しているんじゃないかと思わせるクローズアップやカット割りの数々が怖くて仕方ない冒頭のエレベーターの定員人数のテキストからガンガン笑わせてくる。そんな風に人間は潰れるのか>>続きを読む

死霊館 最後の儀式(2025年製作の映画)

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普通

ウォーレン一家ファイヤー!な、どすこいクライマックスの物理で悪霊退治する謎のカタルシス。電話線などで首吊りの嫌なイメージを貼り付けまくるのよい。アナベルリターンズなファンならニヤリ。カメオ出演
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ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス(2025年製作の映画)

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長寿番組アニメ風味(クレしんドラえもん)の映画版な今回限りの超展開に巻き込まれていく作劇。

しかし、映画限定オリキャラとの出会いと別れが生じる感情を身内で起こしていき、ラストのライブで別れと同時に再
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8番出口(2025年製作の映画)

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同じ現象を繰り返すループ=人生。それを空間、構造、異変へと落とし込んだディテールの数々やSFみも感じさせる。さも簡単な異変に気付かないフリをして日々やり過ごしている寓意の数々。善意とは何か?人の美徳と>>続きを読む

ひゃくえむ。(2025年製作の映画)

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100m走の一瞬10秒に人生全部が乗っかる濃密さ、もう素晴らしい!大雨での長回しワンカットの陸上競技あるあるだろう選手一人一人の挙動を追っていくリアリズムの結晶、長い準備時間に対して100mが始まって>>続きを読む

宝島(2025年製作の映画)

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後半の暴動シーンは『ジョーカー』に匹敵する絵力で邦画の安っぽいものを見ている感覚には全然ならなかった、これだけでも大したもんだろう。ただまぁ、エモいところの勘所がピンと来ないレベルだったのが弱い。ラス>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年製作の映画)

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「DEATH (TRUE)2&REBIRTH」バージョンは「魂のルフラン」が最後に流れるんだがコレが実は初見でした。観たかったので映画館で見れたのはメチャクチャ嬉しかった!

これだけ観ればアスカ大勝
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トロン:アレス(2025年製作の映画)

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全然嫌いになれない。覚醒後に道路で佇む姿の特撮ヒーローもの溢れる作り物らしさ、新フォームお披露目なニュアンスのTVシリーズみ。闇夜にスーツが光っている555な感慨。スーツ同士での肉弾戦の東映感。新しい>>続きを読む

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

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グラシネにて早朝08:00の回を鑑賞!

面白い映画を観ている高揚感に包まれて最高だった。ディカプリオがひたすらドタバタ泥臭く動き回る。やっぱ動かないと映画じゃないよね。そうそう、こういうのが好きで映
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ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025年製作の映画)

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冒頭のスニッカーズで底抜け馬鹿路線であります!と宣言するのは閉口。TOKYO MER南海ミッションに続いて人命救助の為に海へ身を投げ出す飛躍にはビックリしました。前提が殺されてもいい兄ちゃんだったので>>続きを読む

ベスト・キッド:レジェンズ(2025年製作の映画)

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ライトで軽く楽しめるていい感じにスカッとするのを94分のタイトにまとめる省エネさ、無駄な枝葉も無いし言うことあまり無い。超面白い!とは言わないが、こういう気楽さはあってよし!

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

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堺雅人が墜落現場に駆けつけたレポートを読み上げる場面で極力映像ではなくて想像力を要するものしたのが印象的。まぁ映画なら見せる表現にしていいと思ったが品は良い。

バレリーナ:The World of John Wick(2025年製作の映画)

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こんな火炎放射器の使い方は見たことがない選手権で優勝でしょ!互いに撃ち合いするとかマジで怖すぎる、どこまでスタントなのかがよー分からん。ひたすら燃やし尽くす。火炎放射vs〇〇の素っ頓狂さ。鑑賞料金の元>>続きを読む

劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション(2025年製作の映画)

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まさか今年ベスト級!

絶体絶命→救助→絶体絶命→救助のエンタメ精神が溢れすぎで涙をひたすら搾り取るヒロイック自己犠牲、これでもかとテンコ盛りにする脚本の大盤振る舞い。

絶体絶命からヒーロー登場のカ
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ChaO(2025年製作の映画)

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あえてストーリーに奇抜な捻りはありません!だから超気楽に観れるラブコメ!なのに全然観られてなくて絶望!キャラデザは静止画だけ取り上げて批判しても無意味、だってアニメーションなんだもん!動いて納得のこれ>>続きを読む

近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

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傑作!

前半の呪いのビデオ祭りに狂喜乱舞。恐怖で仰け反ること請け合いのニコ生映像の心霊演出を引き立てる小道具&美術の本気の出しっぷり。バラバラだった映像の点と点が繋がっていき悍ましさがグレートアップ
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DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

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クリプト目当てで鑑賞。みんな孤独だったのがペットとペアになって一安心の大団円、かわゆい映画でした!

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

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シャマランみは多分にあったがファンタジーの設定だけ膨れ上がってやたら説明が過剰になっているのが些かやりすぎる。前半はそれなりに、後半は理屈っぽい。まぁ、それなりっす。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

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後追いで鑑賞したから完全に「サンダーボルツ*」じゃん!!となる。

相変わらず超絶オモれーです。

今際の際まで続編を作って欲しいぜー!

映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(2024年製作の映画)

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そういえば去年スルーした本作を観たんだけど!?

これ最後、ええ!?

駄目じゃん!?ええ!?

ええ…

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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終戦80年リバイバルに駆け付けた。

ただでさえクライマックスの畳み掛けで涙腺が崩壊しているのに、エンドロール最後のすずさんの右手のバイバイでやはり号泣。何度か観ているはずなのに冒頭のスピード感と語り
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アンティル・ドーン(2025年製作の映画)

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人間の切り株くらいで18禁なのかな〜?と思いきや、これでもかと人体破壊を見せつけて大変景気が良かった。全員がひっくり返ること間違いなしのバスルームでの連続○死の衝撃たるや、予想の斜め上を行くアイディア>>続きを読む

ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025年製作の映画)

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こんなの作っているようじゃ山崎貴のゴジラ新作が米国をまた席巻すること間違い無しの巨大特撮の無味無臭さスケール感の無さ、0点!アカデミー賞ごちになります!大枚叩いても演出が介在しないと味しないんだね。

劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(2021年製作の映画)

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世の中これしかないゴールポストを用意してインしたら傑作にしていい法則があるように思うんですが上手に入りましたね(鉄血とかそれ)。設定上TV版でもリーチする結末だったはずだけど出し惜しんだとしか思えない>>続きを読む

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ(2018年製作の映画)

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マクロスってTVシリーズをガラリと変えた映画版を後出しジャンケンで都度やってたよね。ΔはTVシリーズの失敗点を全部脱臭&破壊、再構築&再編集でかなり別物に仕上げてきて驚いている。長編一本化効果で気にな>>続きを読む

でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男(2025年製作の映画)

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見終わって退席している時にギャル二人の感想戦で「同じシーンをもう一回やるじゃん?でも全然違ってすごかったね」と話していて、「俺もおれも〜〜〜」と思いましたね。

柴咲コウ凄すぎましたね、あの冷淡な視線
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

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黒人奴隷が真っ盛りの世界をそのまんま現出させた代物。現代的な価値観を持ち込む余地が無い、白人全員鬼畜。黒人差別もさることながら女性差別もやっぱり真っ盛りで全方位カスの世界。ラストは男の嫉妬で身の回りが>>続きを読む

スーパーマン(2025年製作の映画)

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悪党が完膚なきまで思想や計画的にも叩き潰されて“泣く”のは、やり切った人間にしか流せない物と分かるレベルまで実際強かったので納得。スーパーマンの“人間”臭さを乗せたスピーチはベタに泣かす、すぐ冷笑で中>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

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冒頭で幼少期の主人公が見失ったパズルのピースを拾い上げた少女こそ、謎多き主人公の戦う動機を明瞭にする最後のピースそのものだったと指しているのが感動的。

ちょっと泣きました。

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

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冒頭とラストの反復描写に泣ける。

死者とは仲良く話せるのに生身の人間には嫌われている主人公の性格描写がスマート。ゾンビや魔女といった見た目で攻撃されてしまう偏見を取っ払って“対話”して解決するストー
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バッタ君町に行く(1941年製作の映画)

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ロングショットで工事現場に紛れ込む虫の一匹一匹を全部描き分けて差別化しているのが驚異的。次々とレンガが積まれていくのを掻い潜る虫達の挙動をロングで捉えたカットが凄すぎる、細かい挙動を全て捉えている。人>>続きを読む

ドールハウス(2025年製作の映画)

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導入部からファーストインパクトまでの恐怖の醸成が良く出来すぎて、ひっくり返った。観ている全員にトラウマを植え付ける事に大成功している。トラウマから立ち上がる積み上げ、そして更なる転落までの脚本が素晴ら>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

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同窓会の喧騒からシャッターの閉じた商店街に場面転換した瞬間のピシャリと現実に戻される感触。

ライトアップされた高知城に乗せて、片想いした女の子から思春期を通して浴びさせられた様々な“声”のリフレイン
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ブロードキャスト・ニュース(1987年製作の映画)

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三宅隆太の人生ベストワンと挙げていたので鑑賞。

噂に違わない傑作でしたね。

サスペンスに機能している後半のツイストがビックリするくらい面白かった。

メッセージを伝える手段で虚構を使って良いものか
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Automania 2000(1964年製作の映画)

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動物農場の特典映像

未来にて車社会が行き過ぎた結果、全人類が車中生活を余儀なくされたディストピア…じゃなくて住んでる本人達は快適でユートピアという、そんな馬鹿な風刺短編。完全平面の可愛らしい簡略され
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