湊健一郎さんの映画レビュー・感想・評価

湊健一郎

湊健一郎

呪怨〈4K:Vシネマ版〉(2000年製作の映画)

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【罪深き作品】


25年ぶりに鑑賞。

原点であり頂点。

令和の時代になっても『呪怨』『リング』を超える作品は出てきていないという事が改めて証明されてしまった。

罪深き作品だ。

TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション(2025年製作の映画)

4.0


【全編サビ】


コレが「日本の『エンターテインメント映画だよ!』」と言える作品でした。


映画は勿論「作り物」です。
この映画も「ツッコミどころ満載」です。
それでも「みんなが楽しめる最高の面白
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近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

3.0


【あれ?最後はジブリの実写?】

結論怖くないです。

ただ終盤あたりまでは映像も含め観れる作品だと思いました。

ただVHSのような荒い画質に頼りすぎ感はあります。まぁ今の世代はあの画質に馴染みは
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事故物件ゾク 恐い間取り(2025年製作の映画)

1.0


【間取りですら関係ない】


これは酷い。

中田監督作品の中でも最低クオリティ。
全く怖くもないし、ホラー観に行って眠くなるってなかなかつらい。

前作のほうがまだ観れました。

とにかくストーリ
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でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男(2025年製作の映画)

3.7




【三池監督の当たり作品!】


綾野剛と三池監督のタッグ。

三池監督の当たり外れ作品が極端なんですが今作は近年稀に見る当たり作品!

虚言癖のあるモンペアに冤罪をかけられた一教員の10年に渡る
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この夏の星を見る(2025年製作の映画)

3.5

【コロナ禍での青春映画】


直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化。
コロナ禍で青春を奪われた中高生たちが、オンラインで繋がり「天体観測コンテスト」を開催する。
2度と来ないでほしい。でも、決して忘
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

3.0


【F1ファンではありませんが】

国宝と同じくらい賞賛されていて、比べるのは野暮ですかあまり感情移入できなかったなぁ。

ストーリーは王道ですが、映像や臨場感が素晴らしいです。
ただ、トップガンみた
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中山教頭の人生テスト(2025年製作の映画)

3.3


【イジメはダメだ。】


自分の仕事だけでなく、地域の苦情を受けたり、蛍光灯の交換をしたり、担任代理を務めたりと、何でも屋の教頭は、校長の命を受けてハイかイエスか喜んでと役目をこなす。

自分が小学
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ルノワール(2025年製作の映画)

3.0


【伝言ダイアルって知ってます?】


感受性が強く、好奇心旺盛な11歳の少女が、両親をはじめとする大人たちと様々に関わるひと夏の体験を、早川千絵監督がオリジナル脚本で作品化。


ありきたりな分かり
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リライト(2025年製作の映画)

3.3


【まだまだネタあるんだな】


前半の全てが伏線になっていて、それを中盤から後半にかけて全て回収する展開がとても気持ちいい。

使い古されてきたタイムリープですがまだこんなアプローチがあったとは!
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フロントライン(2025年製作の映画)

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【映画館でマスクなしで観れていることは当たり前ではない。】


当時、
毎日のように報じられるクルーズ船のニュースを見ても、「自分には関係ない」と、どこか他人事のように感じていました。
むしろ、「
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ドールハウス(2025年製作の映画)

3.9

【良質な和製ホラー。】


和製ホラーのテンプレートでありながらしっかりとしたエンタメ要素で楽しませてくた。

特に良かったのはキャスト陣。
ホラーというとアイドルや演技力に乏しい新人俳優がキャストに
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見える子ちゃん(2025年製作の映画)

3.4



【可愛いホラー映画。】


とはいえ、本作でメガホンをとったのは「呪いのビデオ」シリーズや「残穢」を手がけた中村監督。

子供が走ってくる描写やぼんやりした霊の表情などしっかりと怖い演出を仕掛けて
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国宝(2025年製作の映画)

4.5


【年間ベスト!ぶっ飛んだ完成度の作品】


世襲と格が今も色濃く残る歌舞伎界で、光が影となり影が光となる物語
吉沢亮vs横浜流星x渡辺謙の大河ドラマ主演経験者の魂ぶつかり合いは見応えありの175分。
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サブスタンス(2024年製作の映画)

3.6



【近年稀にみるジェストコースター劇薬作品】


10代20代写真を見た時
「あー歳をとったな…」と思ったり、、だれしもする。

いつからか歳を重ねるのが嬉しくなくなり、若さと美しさを渇望する時間が
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か「」く「」し「」ご「」と「(2025年製作の映画)

3.8



【出口夏希の圧倒的ヒロイン感】


5人の高校生がそれぞれ記号で人の気持ちがわかる超能力を前提にしたオムニバスな作品。


テーマは深い、他人への繋がり方、自分の気持ちをどんなふうに行動に結びつけ
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.1


【年間ベスト確定】


個人的に年間ベスト。

さわやか青春恋愛ものだと思いきやまったく違って痛手をおう作品。

主演・助演の3人に、それぞれ長セリフが有るのが、この映画の特徴だが、その中でも
伊東
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かくかくしかじか(2025年製作の映画)

3.4


【ベストアクト】


シリアスな役からコメディまで自在に演じてきた大泉洋と永野芽郁が丁々発止の掛け合いで名コンビぶりが店舗よく楽しめた。


人気漫画家・東村アキコ氏の人生を変えた恩師とのかけがえの
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花まんま(2025年製作の映画)

3.4

【関西弁】


フミ子(有村架純)が抱えてるんは、ほんまはめっちゃシリアスで切ない話やねんけどな、
映画全体が関西弁やし、その会話のノリのええ感じとか、軽〜く流れる雰囲気と、包み込む優しさみたいなんが
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おいしくて泣くとき(2025年製作の映画)

3.5


【醤油バター焼きうどん】


當真あみさんの透明感たるやなかなかすごかった。

女優としてこの世代にしか出せないオーラがある目や表情の演技が本当に素晴らしかったです。

『海町diary』の当時の広
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.8


【壮大なギミック作品】


『花束みたいな恋をした』の監督(土井裕泰さん)と脚本家(坂元裕二さん)コンビ。
作品含め大好きなので楽しみにしていた作品。
初日の朝一から鑑賞!

ほんとうに朝一にいって
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.4



【薄味のSF】


ポン・ジュノ監督の最新作ということで期待してましたが、「パラサイト」や「母なる証明」には及ばす。

『パラサイト』みたいな誰もが認める名作後はそりゃ辛い!


ナウシカのオマー
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早乙女カナコの場合は(2024年製作の映画)

3.5

【山田杏奈最高!】


自分の気持ちに素直になれないカナコ(橋本愛)と長津田(中川大志)の
非常にまどろっこしい恋愛模様。

長津田を好きになる麻衣子(山田杏奈)、
カナコを好きになる洋一(中村蒼)、
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

3.4



【久保史緒里と平祐奈】


アクションではない阪元裕吾監督作品なので、
どんな仕上がりなのだろうと楽しみにして鑑賞。原作コミックは未読。

柚実(久保史緒里)とルカ(平祐奈)のビジュアルは、ベイビ
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.8



【貧困ビジネス】


河合優実のでる作品に外れなしですがやっぱり面白かった!

いい演技するなぁ。
伊藤万理華の先輩女子も良かった!

タイトル通りに悪とクズだらけでしたが
複雑な家庭環境が生み出
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます



【金持ちとは付き合うな】


アカデミー賞とったんだからみとかなければと鑑賞。

2時間40分あるんだけど140字で説明できるないよう。

前半から若者の猛スピード婚、
シンデレラストーリーかと思
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35年目のラブレター(2025年製作の映画)

4.1



【涙腺崩壊】

年間ベストクラス。

泣かせに来てないのにめちゃくちゃ涙があふれてくる。

平凡な日常を過ごせる事がいかに貴重で、幸せで、ありがたいことかを思い出させてくれる作品だった。

実話な
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知らないカノジョ(2025年製作の映画)

3.4


【miletの美の暴力】


パラレルワールドを使ったリク(中島健人)とミナミ(milet)の切ない夢追い恋物語。
三木監督作品という事で鑑賞。


すみません。
ミナミ役のmiletさん知らなかっ
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死に損なった男(2024年製作の映画)

2.5



【堀ちゃんかわいい】



唐田えりかと堀未央奈が可愛かったという感想しかのこらなかったなぁ。

死に損なった構成作家のおじさんの幽霊に殺人依頼されるという面白い発想は面白いんだけどおじさんがガヤ
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.4


【令和の時代においてはビデオテープ、カセットテープは怖いものになった】


音や映像でただ脅かすだけのホラーの類ではない。
がこれが次世代を担うジャパニーズホラーですといわれると疑問。

ビデオテー
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.0


【恋愛感情と靴下の片方はいつかなくなります。】


2025年上半期ベスト候補。

素晴らしい作品だった!
さすが、塚原監督と坂元裕二脚本のコンビ。
今年前半のラインナップで一番期待していた作品。
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(2025年製作の映画)

3.9

【敵とは】


一見、小難しい作品なのか?と思ってみたが、
これは現実なのか夢なのか、それとも幻想なのか
不思議な作品でした。
現実幻想夢の世界が交わって何が本当なのか分からなくなります。

その良く
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君の忘れ方(2024年製作の映画)

2.9

【西野七瀬がある意味でてくる作品】


全く前情報入れずに西野七瀬目当てでいったら肩透かしくらった!

体感10分も出演してない!

冒頭でいきなり葬式に飛ばられるパターン。

あとは幽霊になって出て
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.6

【シン・機動戦士ガンダム】

サンライズとスタジオカラーの共作。
製作陣が発表になったときはびっくりしたけど、
ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダー、ヤマトに庵野さんはいったいどんなけリメイクするんだよ
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

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【第三者の分かった風な感想を寄せ付けない】


単観で公開し拡大された作品。
平日にも関わらずユーロは満席でした。

本作、いわゆる映画的な展開を期待すると肩透かしを喰らいます。
ひたすらモヤモヤと閉
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.8


【身体大事にしてあげなきゃなぁ】

年間ベスト級。

寒いギャグ満載映画かなと
あまり期待していたかったけどめちゃめちゃよかった。

今でも自分の体の中の細胞達が一生懸命に働いていると思うと感謝しか
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