かさんの映画レビュー・感想・評価

か

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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.7

主人公の生命力が強すぎて笑っちゃう。
ただ、笑えないほどの暴力描写やグロ描写があるので要注意。
強い主人公に説得力は無いが、気合いの入ったクライマックスを見ちゃうと好きにならざるを得ない。
赤と青に注
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.3

容赦なさすぎて阿鼻叫喚。
監督過去作で見られた血祭り描写や、キモいおじさん要素がハリウッドサイズにパワーアップされてて最高。
白雪姫やシンデレラを彷彿とさせる展開でルッキズム批判をするのも上手い。
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パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024年製作の映画)

3.9

このシリーズは相変わらず脚本が丁寧。
加えて豪華俳優陣の活かし方も相変わらず完璧。完全にアントニオ・バンデラス映画であり、オリヴィア・コールマン映画だった。
加えて映画オマージュ探しも楽しい盛りだくさ
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.6

正直望んでいたM:Iでは無かった。
何回かメンバーチェンジを経たバンドの引退ライブって感じてそこまで乗れず。
説明的な序盤も、初見の人も楽しませようとする心遣いは分かるけど長い。
それにクライマックス
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

終盤手前までは真面目なサスペンスなのにあのクライマックスよ笑
振り幅が凄く好き。
「ガイの見られる恐怖演出」が秀逸で、特に引きでこちらを見つめるブルーノを映した場面や、テニスのラリーを唯一追わない演出
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.6

ボンドのセクシーさ、イーサンの勇猛果敢さ、インディのチャーミングさを凝縮したような主人公が送る冒険活劇。
後の作品に与えた影響がデカすぎたからしょうがないけど目新しさはあまり無し。あとアクションの迫力
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.6

おいおい可愛いじゃないか…
もうオルロック伯爵が背の高いドビーにしか見えないし、棺を持ってうろちょろする様子とか可愛いすぎる。
100年前の映画だけど章立てでわかりやすいし、もちろんホラーとしてのスリ
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ノスフェラトゥ(2024年製作の映画)

4.1

監督過去作からも通ずるアートな雰囲気をパワーアップしつつ、ホラーエンタメとしても楽しめる非の打ち所がない映画。
映像は美術・構図・カメラワーク全てが凄まじく、目が大喜び。特に光と影の演出がかっこよすぎ
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箱の向こう側(2018年製作の映画)

4.0

ゴキブリ見つけたけど目を離した隙に居なくなるのって怖いじゃん?そんな恐怖を更に不気味にしたような短編映画。
ストーリー上起こり得る最大の恐怖はあえて映らないのに、それが逆に想像力を掻き立てられて怖い。
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(1963年製作の映画)

3.7

恐怖を与えるまでの溜めが上手すぎる。特にジャングルジムの場面とかゾワっとした。
冒頭、鳥籠に人間が手を入れ中の鳥が暴れている構図が、後半ではひっくり返るのも上手い。
M:I予習がてらヒッチコック作品と
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.1

アクション映画好きは今すぐ観て欲しい大傑作。
基本コメディなのにサラッとえげつないスタントを放り込んできて緊張と緩和の連続。
映像でしかできない表現やラストの展開からは、映画愛が溢れてて鑑賞後の多幸感
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マインクラフト/ザ・ムービー(2025年製作の映画)

3.9

バイト終わりの疲れた脳に沁みた。
大きなクマさん2人が主役という異色のキャスティングが大正解。人間サンドイッチの件は大爆笑した。
あとブロックっぽいチキンをあそこまで美味しそうにした美術さんが凄い。
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.0

キャラ、ストーリー、映像全てイマイチ。
スマホのパスワードは笑った。
アフターズートピアの上戸彩はうますぎる。ズートピア2に期待。

サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

4.0

鑑賞後にポスターの密着具合を見ると泣ける😭
監督前作と同様に、エンタメもやりつつメッセージ性も重視する作風が本作のキャラとの相性バッチリ。
あとヴォイドが良すぎ。R指定付いてないのに、こんなに怖い殺戮
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ペーパー・タウン(2015年製作の映画)

3.9

ケイパー、恋愛、ロードムービーと、ころころジャンルが変わっていく、ほろ苦いけど後味が良い青春映画。
ナレーションの遊びやスーパーでの購入品の見せ方、ガソスタRTAなど、演出の腕が光るシーンが幾つかあり
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.9

223分という尺に、壮大なセット、大量のエキストラなど、とても1000円ぽっち観ていいような映画じゃない。
軸は主人公の復讐劇なのに加え、クライマックスに向けてしっかり盛り上がるエンタメな点も観やすい
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異端者の家(2024年製作の映画)

4.0

御上先生と木下ほうかとヒュー・グラントを戦わせたい。

SAWやブラックフォンのようなちょうど良い規模感の映画。
ヒュー・グラントの顔面どアップがとにかく怖い。
宗教を扱う話ということで落とし所が難し
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.7

キャスト数、ロケ地のスケールは小さいはずなのに『アラビアのロレンス』並の壮大なスケール感を感じた。

前半は最高に面白い。ただ後半は、前半から想像できる万人受けを狙った展開では無いのからなのか、個人的
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.2

大学生のうちにこの映画に出会えて良かった。
阪本監督のお箱であるオフビートコメディはもちろん、CDやVHSなどのパッケージ版の良さ、更にそれが活きてくる展開も大好き。
そしてタイトルが最高。意味がわか
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アンジェントルメン(2024年製作の映画)

4.1

GotGとイングロリアスバスターズを掛け合わせたような映画。

洒落た会話や音響を活かした演出では、久々にガイリチの癖を感じられて大満足。それに列車のシーンや大砲の場面はシャーロックホームズシリーズを
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.8

今作られるべき映画って感じ

この展開は誰も読めないでしょ笑
学級委員決めを任されたレイフ・ファインズが頑張る話。
「誰が選ばれるか」という緊張感の裏で、テロの緊張も重なり、静かな映画なのに張り詰めた
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ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023年製作の映画)

3.5

この手の映画にしてはオープニングクレジットが前衛的で期待値が高まっただけに、いざ本編が始まるとよくある歴史もので若干がっかり…
それでもジュード・ロウがクソっぷりは観る価値アリ。
奥さんの顔の触り方と
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

圧巻の歌、深いストーリー、ダイナミックなカメラワークとミュージカルに求めてるものが全部盛り。
前編ではあるものの本作中にフリは回収されてるしラストのカタルシスが凄い。
監督のスタイリッシュな演出も活か
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Flow(2024年製作の映画)

3.8

セリフ無し、状況説明無しということで、キャラに愛着が沸くまでは正直退屈。ただ、中盤辺りからは全員が可愛くて仕方なくなり、秀逸なラストカットは一生忘れないと思う。
「野生動物5匹をヨットに集めてみたら…
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.7

こんなに小指を突き出して歩いてる人初めて見た。
ヒヤヒヤさせといてあのオチは上手い。

セブン(1995年製作の映画)

3.7

やっぱあんまフィンチャー合わないわ。
それでも映像はかっこ良すぎる。
あとラストの展開だったり、物語が結末に向かうにつれて天気が良くなるといった鬼畜要素も、一周回ってもはや気持ちいい。
この作品内で2
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.7

手品道具のシーンってインディジョーンズ3の冒頭のオマージュ元じゃない!?
王道なサスペンス展開やクラリネットの伏線などストーリー面はもちろん面白いんだけど、列車の撮り方、列車アクションもとんでもない。
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Blink Twice(原題)(2024年製作の映画)

3.7

ミッドサマーとグラスオニオンを掛け合わせたようなサイコスリラー。
最初に注意書きが出るほど倫理的に終わってる内容ではあるものの、監督・脚本がゾーイ・クラヴィッツなため、この手の展開がある映画にしてはま
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blank13(2017年製作の映画)

3.6

しんみり系かと思ったらまさかのコメディで爆笑。だけど最後にはしんみりしつつも、無理にお涙頂戴映画にはならないバランスの取れた映画。
空間を活かした心の距離の表現や、タイトルのタイミング、冒頭とラストの
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ボーダーランズ(2024年製作の映画)

2.9

ポスターから感じる「面白そう」感と実際の面白さの落差が凄い。
がさつに見えて緻密な脚本のGotGと怒りのマッドマックスFRを掛け合わせたような印象だからこそ、本作の脚本の荒が目立ってた。
ジェイミー・
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2025年製作の映画)

3.7

まぁ面白い。
戦力的に限界があるサムだからこそ、敵わない相手への対応は最高にヒーローしてて良かった。
ただ、似たようなロケーションでの戦闘が複数回あったり、翼アクションも出尽くした感は否めない。
イン
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.1

ほぼ不死身のスタンドバイミー。
4人のわちゃわちゃ感と連携プレーがたまらない。
戦闘シーンの質は最上級なんだけど、それ以上に「何のために戦うのか」が各戦闘ごと明確で良かった。

あと王九が最高すぎる。
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