映像と音楽に魅了され、こっちも夢を見ている気分に浸っていたら終わっている、そんな映画だった。
ダイアナ・リグ、テレンス・スタンプ、リタ・トゥシンハムと、50年以上前から活躍する英国の名優たちが見れたの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怖かった。
上映中ずっと震えながら見てた。
登場人物たちが恐れるのが巨大な怪物なんかじゃなくて、若い女性というのがいい。
小夜の口から発せられる言葉、一言一句が怖い。
萩原みのりが主役なのに、最後に良>>続きを読む
これは教育映画の要素が強い。
学校で上映会を行っても良いんじゃないかな。
中山優馬を映画で初めて見たが、良い演技だった。
星羅の母親役の灯敦生は、同日鑑賞の佐藤寛太主演の「イタズラなKiss」で彼と>>続きを読む
色々気になる部分はあるが、トータルでは良い印象を持った。
まずは軍艦島である。
内部で撮影された場面は2度ほど登場するが、非常に美しく撮られているし、海が映る部分では、ほとんどで遠景に軍艦島が見える。>>続きを読む
これ「新クライモリ」ってタイトルで公開しても大丈夫なんじゃないだろうか。
TOCANA配給の映画を全部見ているわけではないけど、「食人雪男」よりは面白かった。
展開のテンポは遅く、タイトル前の映像も3>>続きを読む
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前半のホラーから、後半のアクションへの転換が楽しい。
警察署で繰り広げられる殺戮のダンスには惚れ惚れした。
マディソンが家の中を逃げ惑う様子を真上から捉えるなど、斬新な撮影にも唸らされる。
そして、ジ>>続きを読む
何だか不思議な作品だった。
全体として、それほど良くできているとは思わない。
だが、ウイルスや視線の表現方法だったり、ロケ地や夜の風景の美しさだったり、ホラー風の演出だったり、井浦新の抑え気味なのに凄>>続きを読む
まずこの映画、80分という長さに収めているところが良かった。
穐山監督の長編デビュー作も78分だったので、これからも彼女には「映画大好きポンポさん」でも触れられていたように、90分以内で楽しめる作品を>>続きを読む
17世紀にイタリアで作られたバイオリンが、長い時間をかけて国を越え、時代を越え、様々な人々の手に渡っていくという物語。
「そして、バトンは渡された」の主人公が次々と新しい親にお世話になっていく箇所に共>>続きを読む
この映画、出演者の涙が多めである。
実際に見終わってみると、彼女たちほど泣けはしなかったが、いい話だったなあという印象を抱いた。
本編のあちこちに伏線が張られているが、割合分かりやすい部類だと思うので>>続きを読む
一日違いで公開された同監督の「そして、バトンは渡された」を見る予定だったが、混んでいたためこちらを選択。
普通の主婦を演じるということになっている天海祐希が、全然普通に見えない!と、見る前は思っていた>>続きを読む
「胸が鳴るのは君のせい」と比べると、こちらの方が好みだった。
脚本の吉川菜美は「PとJK」や「私がモテてどうすんだ」の脚本も書いていて、どちらも私は良いと思ったので、彼女の功績は大きいかも知れない。>>続きを読む
やはり、山田杏奈は影のある役が似合う。
この映画でも、彼女が演じる愛は明るくてクラスでも人気者という設定のようだが、笑顔の奥にやはり独特の暗さを感じさせる。
彼女に加え、たとえと美雪も物静かである。>>続きを読む
「パラノーマル・アクティビティ」シリーズも「REC」シリーズも映画館で見ており、POVホラーはお気に入りジャンルのひとつなので、これもそこそこ楽しめた。
でも、終盤の夜が明けない森や、謎の家での騒動は>>続きを読む
監督がバリー・ソネンフェルドであることを知っていれば笑えるタイトルだが、そもそも今回は「メン」ではない。
ケヴィン・スペイシーがこんなファミリー向け映画に出るのは珍しい気がするが、クリストファー・ウォ>>続きを読む
原作となったアルバムを知らなくても楽しめた。
本編中で「シンデレラ」が引用されるが、物語の展開はフェデリコ・フェリーニ監督の「カビリアの夜」、またはそれをミュージカルとしてリメイクしたボブ・フォッシー>>続きを読む
予告編を見たときから、役者たちの演技力には期待できないことは分かっていた。
でも大仰な芝居ぶりが、結果としてこの映画の雰囲気には合っていたように思う。
私はとても楽しめたし、何度かウルッと来る箇所もあ>>続きを読む
不安感を煽りまくる音楽と、冒頭でほとんど全部のキャスト・スタッフを出してしまい、エンドクレジットは無音という作り方は良かった。
ただし本編は退屈する部分が多かった。
日本版の予告編から受ける印象と、本編の内容が違うという点では、デンゼル・ワシントン主演の「フライト」と似ている(奇しくも主人公の現在の状態も似ている)。
そして今回も「フライト」同様、良い方に期待を裏>>続きを読む
「ドント・ブリーズ」が異様な盛り上がりを見せるフェデ・アルバレス監督の、日本初登場作品。
日本でR-18+指定を受ける映画は、多くがエロ描写によるものだが、これはグロ描写の凄惨さによるもの。
それだけ>>続きを読む
2016年ももう終わろうかという頃になって登場したサスペンス・ホラーの傑作。
古い家を舞台にした、住人である盲目の老人と、金を盗むために忍び込んだ若者たちの戦いが全編の約8割を占める。
この老人が退>>続きを読む
海外のサイトを見ると、原題は「Babysitting2」となっている。2014年に一作目が作られ、今回が二作目。
前作も見たくなった。
作品の出来としては、前半のアレックスの行動があまりにもマヌケで>>続きを読む
役者たちの意気込みは伝わったが、全体的に淡々とした展開で退屈する部分もある。
東出昌大は感情を露わにする役ではなく、この作品での羽生善治氏のような役柄の方が合っている。
これはジュリアン・ムーアの役作りの賜物。
キャラクターとしては普通の人物なのに、ここまで感動できるのは彼女のおかげである。
強面のマイケル・シャノンが、最後まで主人公の味方なのは珍しい。
エレン・ペ>>続きを読む
山戸結希監督作品は、東京女子流の5人が主演した「5つ数えれば君の夢」を見たが、雰囲気だけで、訳の分からない映画という印象だった。
そして今回も、それぞれの画面では美しい映像、面白い映像を撮ろうとしてい>>続きを読む
最近割と多い難病もののひとつだが、主人公2人の友情を軸に物語が展開するのに加え、トニ・コレットとドリュー・バリモアのキャラクターが明るいので、深刻にならず、気分良く見終わることができた。
上映時間63分のうち、前半30分は、なかなかの秀作だった実写版「orange」と全く展開が同じ。
これで気分が萎えてしまい、後半もあまりのれなかった。
コメディとして良くできている。「最後の一葉」ネタでは、劇場が一斉に笑った。
また演奏される曲目も「威風堂々第一番」をはじめ、なじみのあるもので楽しい。
杏は坂口健太郎演じる年下の教師に秘かに恋してい>>続きを読む
まず「こんなレイフ・ファインズ見たことない!」が第一の感想。
ヴォルデモートや、主演作「イングリッシュ・ペイシェント」など、暗い人物を演じるイメージがあった彼が、この映画では、こんなに陽気な男になって>>続きを読む
冒頭の「マイ・シャローナ」に心躍ったが、割と早く退屈モードに入る。
会話中心の展開は、いつものリンクレイター作品とそう変わらないが、所々に入るギャグが場当たり的で、後に伏線として活きてくるものがないの>>続きを読む
ペドロ・アルモドバル作品には以前から苦手意識があった。
暗い映画は好きなはずなのに、アルモドバルの描く、主人公に重くのしかかる運命とかがイマイチ好きになれなかった。
新作が発表されて、「アルモドバルの>>続きを読む
「コンフェッション」に似たタイトルと、ウィル・スミス主演であることに惹かれて劇場へ。
内容をあまり知らないまま見てしまったのだが、これは実在の医師をモデルにした医療ドラマとしてかなりの秀作である。そし>>続きを読む
この映画で一番の収穫は、「アラジン」「美女と野獣」など、ディズニー映画の音楽で有名なアラン・メンケンの音楽を聞けたことか。
本編は、後半が特にあからさまな描写が多くてドン引き。
ダン・ブラウン原作の映画化では、「天使と悪魔」が一番面白かった。
あとの2作は、駆け足で物語を進めすぎて、付いていけない印象。
大友監督の前作「秘密」よりは面白いが、小栗旬が怒鳴り散らすことで観客に与える不快感は、「秘密」の大森南朋に匹敵する。
また本筋には関係ないが、尾野真千子はこの映画のような役柄は似合わない。
それにし>>続きを読む