Pralineさんの映画レビュー・感想・評価

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エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア(1994年製作の映画)

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『エルム街の悪夢』シリーズを全て本作へ向けたフリにしてしまった、「本人役」だらけのメタフィクショナルな番外編的続編。夢と現実の境界が曖昧になっていくのはシリーズのお約束だが、本作では虚構と現実までもが>>続きを読む

シャドー(1982年製作の映画)

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最近アルジェントばっか観てるような…。今作はガリガリ人が死んで(マジでほぼ全員死ぬ)血糊も多めの大盤振る舞い、お得意の犯人主観カットやフラグが建ってから実際に死ぬまでの長いタメといった”らしさ”も冴え>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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ボンクラ青年どもが20年の時を経てボンクラ中年として復活(ただしドラッグ控えめ)!スコットランドの雰囲気は大分変わったがあいつらはそんなに変わっていなかった。安易な懐古に走らない、現在進行形な演出がマ>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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観客が少なかったことを幸い一人ケラケラ笑いながら鑑賞。小さなお子さんには理解不能であろうオタクなネタに楽屋落ちネタのつるべ打ち、挙げ句小島よしおは持ちネタを飛ばしてくるときたもんだ。おかげで私の貧弱な>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

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もったいなくもクッソ酔ってしまったので感想もへったくれもないというのが正直なところ。激しい動き自体は問題ないんだが画面がブレ始めるとどうもいけない。それを差し引けば新感覚な楽しさ。目の前の敵をバッタバ>>続きを読む

怒りのガンマン/銀山の大虐殺(1969年製作の映画)

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銀山は出てこない。リー・ヴァン・クリーフ主演のマカロニ・ウエスタン。正直プロットがブレブレなこととキャラクターの扱いが淡泊なことは否めない。しかし序盤の派手なアクションを交えた撃ち合いや、無駄にミステ>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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カイジューがひたすら暴れまくるだけ!もったいぶりは一切なし!33年版コングの興奮がここに復活した。娯楽なんて深刻ぶったら負けなんです。主役たるコングはなるほどゴジラとタイマン張れそうな貫禄があるし、ス>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

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敵方の細かい事情はサッパリわからんが、とにかくジワジワすり減っていく主人公達を応援する映画。全編ヒットアンドアウェイを繰り返す感じだがポンポン人死にが出るので結構楽しいです

最後のヒロインの台詞が最
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歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)

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ダリオ・アルジェントの監督デビュー作。『サスペリアPART2』の原型にもなっている作品で、本筋はかなり似通っている。こちらも”実は主人公は最初の時点で真相を「見ていた」”というトリックなわけだが、「流>>続きを読む

スペースインベーダー(1986年製作の映画)

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トビー・フーパー監督のハチャメチャSF。前半はボディ・スナッチものの不気味な雰囲気でイイ感じに攻めるが、後半は一転まんまる侵略者とのドタバタ合戦!エイリアンの造形がステキで、動きも愛らしい。しかし武器>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

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ジョン・ル・カレの原作をかなり忠実に映画化、改変は全くないと言ってもいい。全編に渡る会話・証言・告発・検証…ヒリヒリするようなこれぞスパイのお仕事、簡単に銃を抜けるジェームズ・ボンドの仕事のいかに楽な>>続きを読む

ポーキーズ 最後の反撃(1985年製作の映画)

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『ポーキーズ』って3作目あったんか…
第1作でぶっ壊されたおかげで、タイトルを張っているのにも関わらず第2作には登場しなかった「ポーキーズ」とその主人ポーキーが復活(でも割と空気)!いつもの面子がいつ
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キング・コング(1933年製作の映画)

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新作も間近ということで超久々に再鑑賞。小学生の頃に何度も観て面白がっていたものだが改めて観るとこれが本当に面白い!コングやら恐竜やらが矢継ぎ早に現れとにかく暴れるひたすら「一難去ってまた一難」な100>>続きを読む

ダイナマイト娘(1976年製作の映画)

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純然たるエクスプロイテーション映画。無駄に面白かった。

カーチェイス、爆発、女の裸を予算の範囲内で盛り込めばハイ出来上がり。主役の二人は美人だし、話もまあ飽きないし能天気だし暇つぶしの娯楽としては優
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暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

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オリビア・ハッセー主演のサスペンスで、スラッシャー映画のはしりの一本。奇ッ怪な電話と、垣間見える犯人の異常性で緊張感を絶やさない。真相については全く説明がなされないが、無理にとってつけられるよりはよっ>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

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『サスペリア』以前の作品(したがって当然続編に非ず)であることが最早有名すぎて逆に愛着がわいてしまう題名を冠した本作は、内容もオカルト色ゼロの純サスペンスで、幾分とっちらかった『サスペリア』とは対照を>>続きを読む

ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

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いやーずっと観たかったのがやっと観られたよ。定番のダッジ・チャージャーを駆った小悪党3人組の逃避行。追うパトカー達の自滅っぷりが楽しい。そして今なお語り草のあのラストはたいした中身のある訳でもない本作>>続きを読む

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)

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評価の低さにはまあ納得しとこう。しかし正直すげえ面白かった。CAがサイコ殺人鬼と戦いつつ飛行機を操縦するという(なんだこりゃ)お話。あとちょっと乱気流にも巻き込まれてたような気もする(確か)。伏線っぽ>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

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クライマックスの熱量が素晴らしかった。『荒野の七人』は『七人の侍』の侍✕農民の関係を西部劇に移植しようとした点に無理があったので、本作が娯楽に極振りしたのは正しかったと思ったりする。街の要塞化、ファニ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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『2001年宇宙の旅』の終盤のアレを最新技術でやったようなトリップ映像が狂気の極みで一番楽しかった。あと空間ぐるぐるも楽しい。お話は後半がなんのこっちゃな感じだが浮遊マントが可愛かったからまあいいや

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)

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お化け屋敷にお化け現る!な閉鎖空間✕異形の殺人魔ホラー。トビー・フーパー初期の傑作だと思います
このケバケバしさと怪奇趣味が監督らしい

主人公が『アマデウス』の奥さん役の方だと気付いて驚き。あと日本
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

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原題通りアメリカ人狼男がロンドンに現れるというおはなし。コミック的で深刻ぶらないのがイイ

リック・ベイカーの手がけた狼男変身シーンの特殊効果がお見事の一言。まあ狼男自体はあんまり出てこないんだけどね
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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押井守が『うる星やつら』の登場人物を借りて好き勝手に作った映画

もう本来やっちゃいけないことをやりまくる感が凄い。メタな演出に不安を煽られ、アイロニカルな意匠にヒヤリとさせられる。副題で割とネタバレ
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

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個人的にちょっと物足りなかった前作より楽しい続編。この手のホラーでありがちな”もったいぶりパート”を一切もうけず、ハナから姿を隠す気のないアグレッシブなお化けが2時間たっぷり暴れまくるこのサービス精神>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

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隣の家が突然不気味に見えるようになる映画。現代日本の『悪魔のいけにえ』といった趣き。というか『冷たい熱帯魚』だよね…こういう嫌な雰囲気は日本の住宅街特有ですな。でんでんも恐いが香川照之も恐い。でも西島>>続きを読む

クリスティーン(1983年製作の映画)

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我が敬愛するカーペンターの佳作。殺人自動車「クリスティーン」とそれに魅せられ狂気に走る男の末路…気弱な人間ほど病むと恐ろしいんです。原作にあるクリスティーン誕生の経緯をバッサリ切って、クリスティーンを>>続きを読む

北国の帝王(1973年製作の映画)

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無賃乗車のプロ対タダ乗り野郎絶対殺すマンな車掌の死闘!
二人の意地とプライドが命をかけてぶつかり合う!

たかがタダ乗りごとき何をそんなに…とかぬかす輩はハンマーを食らえ!
無駄にアツい漢の映画。

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

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サービス精神と怒濤の展開で魅せる、ザ・中世ヨーロッパなめくるめく残酷絵巻。初期ヴァーホーヴェンのエログロ見世物精神が炸裂しており実に楽しい娯楽映画だが、キリスト教を挑発する要素がありなかなかシニカル。>>続きを読む