Dmadさんの映画レビュー・感想・評価

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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.8

おじさんとおばさんがひたすら電話してるだけなのに熱くて泣ける不思議な映画。
地味そうだなと思って敬遠している人にこそ見てほしい傑作。

メディアvs政府という話ではあるのだが、
"仕事人としての使命感
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

AIvsイーサンハント。

『トップガン マーヴェリック』と全く同じ構図で、CG全盛この時代に抗うスタントおじさんトムクルーズというメタ的な視点で楽しめる。

肉弾アクションはもちろんとんでもなく見応
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.9

THE正統派冒険活劇。

子どもの頃みたときにはアークがなにか分からずに見ていたが、それでもあらゆるギミックで驚かせ、ビビらせてくる映画なので楽しかった。

大人になって見返してみても、オカルト的な興
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.6

正直惰性でこのシリーズに付き合ってきた近年。
宇宙にも行ってしまい、車でできるアクションをやり尽くし、死んでたのに生きてました展開やお決まりの擬似家族バーベキューにも飽きてきてしまった今日この頃。
(
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.7

クリードシリーズでははじめて根が歪んだ"悪い"相手が出てくる。

話は主人公アドニスが引退するところからはじまるのだが、
(おいおいIIIにしてもうそのフェーズかよ)
と『ロッキー5』を思い出してしま
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

シリーズこれ以上ない最高の幕引き。

これまで意味深にMCU作品で重要な役割を担わされていたロケットの過去が語られる。
この作品を見ることで、過去作を見返した時に感動が深まる。

コミカルとシリアスの
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

スーパーマリオの荒唐無稽な世界になんの引っかかりもなく我々を誘ってくれる快作。

2Dの作品から3D、さらにはドンキーコングやマリオカートまでさまざまな派生ゲームの要素をよく一本の映画に落とし込んだと
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

主要登場人物が全員過去のトラウマを克服する話。

はじめ映画館で観た時は
スタローン、ドルフ・ラングレンにブリジッド・ニールセンまで出てくるのかよ。エクスペンダブルズじゃないんだから。
と、前作でクリ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

5.0

何度観ても完璧な映画。

ロッキーシリーズではありながらそこにすがっておらず、ロッキーファンも楽しめ、ロッキーを知らない人が観ても分かりやすい、クリードシリーズの1作目として昇華している。

ロッキー
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.8

特盛トッピング全部乗せ。
シリーズのキャラクター使ってやりたいこと全部やってみましたという千客万来、豪華絢爛な映画。

悪く言えば無茶苦茶で飲み込み辛い展開がひたすら続く。
ひとつひとつ咀嚼して味わう
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

ゴジラ以外の"シン"シリーズの欠点である本来連続ドラマだったものをオムニバス形式にするせいで、一本の映画として観た時の物語の軸がなんなのかよく分からなくなる問題が再燃していた。

擁護するならばオタク
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

圧政に立ち向かう異なる使命を持った2人の男のお話。
しかもその2人というのがランボーとターミネーターが現実世界に転送されてきたようなものだからさあ大変。

物語も運命がうねりにうねりとんでもなくアツい
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

最も偉大な映画監督の1人であるスティーブン・スピルバーグ御大が映画監督として第一歩を踏み出すまでを描いた自伝映画。

満足度が高いことは言うまでもないのだが、やはり1番気になったのはサミー役のガブリエ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

有名俳優勢揃いのオールスター映画。
特にアメコミ映画の主役級が脇を固め、ティモシー・シャラメは美しく、ひたすらに画面に華がある。
なのでアメコミ映画ファンには是非お勧めしたい。

しかしながら内容はと
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

映画業界のまさに黄金期ともいえる1920年代からはじまる映画讃歌ムービー。
賛否両論は致し方がない内容。

オープニングはまさに酒池肉林の地獄絵図(天国)。そこからトーキー時代が訪れ、映画の進化ととも
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.9

MCUの中でも1番こじんまりとした規模感だったアントマンが、(量子世界の話ではあるが)ついにユニバースで1番とんでもないスケールの話になってしまっていた。

量子世界はスターウォーズの旧トリロジーのよ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.7

できることならばクリスマスに観たかった。

『ホーム・アローン』『ダイハード』という定番クリスマス映画のいいとこ取りという反則技ではあるが最高に面白い。

アル中サンタクロースが豪邸に押しかけてきた強
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

4.4

仕事大好き人間の弁護士が嘘をつけなくなり、家族愛を取り戻していくジム・キャリーの感動人情派路線映画。

トム・シャドヤック監督作品ということもあり、コメディと感動のバランスがとても良い。

それまでは
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帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

4.4

とんでもなく不謹慎だったおバカ映画が20年の時を経て続編爆誕。

この月日はコンプライアンスというものを世間に浸透させた。
いくらこのシリーズでもさすがにこの時代の波には逆らえまい。

そう思っていた
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ジム・キャリーはMr.ダマー(1994年製作の映画)

4.3

個人的にジム・キャリーという俳優は映画の中で3つの顔を持っていると思っていて、
1つは人々を感動させる真面目な顔
もう1つは主人公のヒーローを困らせるコスプレの変態悪役
そして最後の1つはおふざけの顔
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

映像は確かに素晴らしい。
3Dで観ると海中のシーンの美しさと没入感がとにかくすごい。
映画館で観るべき映画なのは間違い。
そしてこれまでの様々なキャメロン作品の要素が豪華てんこ盛り。
その時点でそれな
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.2

亡くなった最愛の奥さんからプレゼントされたワンちゃん殺されてブチギレた殺し屋が、殺したやつの親族ごと根絶やしにしにいくというなんとも単純明快なストーリー。

しまっていた過去を床下の武器とともに掘りこ
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パージ(2013年製作の映画)

3.9

犯罪が許される1日の壮絶な夜が描かれる。

まず何がすごいかと言うと、とんでもない法がまかり通ってアメリカ国内で凄惨なことになっているはずなのにほぼ一軒家の中だけで1本の映画が完結している。
だからこ
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アバター(2009年製作の映画)

3.5

興行成績からするとなんか格調高いのかと思わされるが実はゴリゴリのジャンル映画。

もちろん映像は素晴らしい。
映画館、そして3Dで観てこそのライド感が楽しめるのは間違いない。
色鮮やかな美しい世界には
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.1

思い返せば返すほど嫌悪感が勝ってくる作品。

言いたいことは山のようにあるが、3つに絞って言うと…

まず冒頭。
なぜ前作で開国したはずのワカンダがまた鎖国の話ばかりしてるのか。
それではティチャラの
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.7

ドウェイン・ジョンソン版『ターミネーター2』
無慈悲な殺戮マシーンが子どものために奮闘するお話。

もはや不死身で無敵の超人として存在していても何の違和感もない説得力のある肉体という意味ではあの頃のシ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.0

2にありがちな要素、1では世間から隔離されていた存在を世間に解き放ってみたらどうなってしまうか。
そのカルチャーギャップコメディっぷりが教科書通り遺憾無く発揮されている。
相も変わらず最高に不謹慎なが
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

"FIRST"とは結局なんだったのか。
観た後でも釈然としない。
自分の中で湧き上がる賛否両論。
良い点と不満点が割とハッキリと分かれてると感じた。

まず公開前にかなり物議を醸していた声優変更と3D
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

4.0

なんかサクッと見たいときにオススメのホラーコメディ。

おばさんたちが若さを手に入れるためにゾンビになってしまう愛憎劇。
1番の見どころは人体破損描写がそこらへんのスプラッターホラーに引けを取らないく
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.5

地獄のハートフルファミリームービー。

不謹慎で不潔で不気味
だけど泣けるという感情がグシャグシャになる系映画。

フェスターがアダムス家に潜入するというお話だが、何も知らないまま家族に溶け込んでいき
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

謎解き要素は少々荒っぽく、最後は力技という感じではあるもののストーリー自体は可愛らしく面白い。

ミリー・ボビー・ブラウンの愛らしさが存分に発揮されており、第4の壁を破ってきてもそれが鼻につかないのが
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.6

潜入捜査ものらしからぬ潜入捜査もの。

潜入捜査ものの醍醐味は本来、バレたらどうしようとか殺されるかもしれないというスリルの中やり過ごしていくスパイ映画的な面白さだと思うのだが、この作品はバレるがバレ
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.3

お下劣と切なさと心強さを兼ね備えた傑作ヒーロー映画。

その後のジェームズ・ガンのフィルモグラフィーを知っていると、なおこの映画が持つ意味が大きくなってきて面白い。

自警団をやりたがるおっさんとオタ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.6

エンターテイメントとしては大いに楽しめた。
ただジュラシックパークの集大成としては正直落第点…

レーザーIMAX3Dで鑑賞したのもあるが
シリーズで1番ライドアトラクション感は満載だと思う。
この迫
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.2

ワールド版のロスト・ワールド。
人間の強烈なエゴがぶつかり合い、その結果大惨事を招く展開などうまくなぞられている。

前作に比べると規模感は小さめだが、このシリーズではまだ見たことのなかったとんでもな
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

前作に増して映画館で観るべきスケール感。

しかも一作目で感じた良くない部分がかなり改善されていた。

前作であまりにも大袈裟なリアクションかつ無駄なことを喋らせすぎで、1人だけ映画内の世界観から浮い
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