ぽっこぽこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ぽっこぽこ

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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.5

両親を亡くした姪とその叔父という立場がそうさせてきたのかもしれないけど、お互いを大事に思うが故に肝心な部分に触れないところがもどかしい。
逃げ道のようになっていた物がなくなった時にようやく二人は向き合
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.5

悲劇と喜劇は紙一重のような主人公の人生がドタバタで面白かったな。というかこれはキャストの良さで成り立ってるような気がした。主人公の周りが濃すぎる。それを演じてるキャストもみんな濃い。個人的にはピーター>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.5

映画の裏側!スタントウーマンのドキュメンタリー。スタントウーマンに絞っているのはなかなか珍しいのでは?道を切り拓いた大先輩から現役の人達のドキュメンタリー、というかほぼインタビュー映像。とはいえ話はと>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.5

世紀末+マッドマックス+ワイスピ+ゾンビという具材を盛りに盛りましたという超特盛感が凄い。ゾンビを人形のようになぎ倒していく爽快感はあるけれど、前作と比べるとそれ以上のものはないかな。
というかあの感
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

4.5

老舗ロシア料理店に集まった人々の群像劇。奇跡とかではなくて少しの親切と気遣い、助け合う姿にじんわり泣いた。主演のゾーイ・カザン、子供を守る母親がすごく良かったし子供達も健気で良かった。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

好みで言えば前作の方が好きかな。でも浦島太郎なクリス・パインは面白かったしガル・ガドットは変わらず美しかった。
ただ髭なしペドロ・パスカルは最後まで落ち着かなかった(笑)。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

静止画のようなカットが多くとても美しい。BGMもなく、聴こえてくるのは登場人物がたてる物音だけでとても静謐な世界観。音楽で盛り上げるということがないからか、交わされる視線や息遣いにとてもドキドキする。>>続きを読む

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.0

時が止まったようなどんなに小さな村でも戦争の影響はあるんだよね。本来なら大自然の中でゆっくりと育っていくはずだったのに強制的に大人にならざるを得なかったジョー。熊に怯えて逃げ出した男の子が成長した瞬間>>続きを読む

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.0

もっと料理たくさんお腹空く系かと思ったけどそれ程でもなかった。
自分のルーツが複雑すぎるという悩みはなかなか理解できないけど、双方を理解しようとするエイブは良い子。どちらか一方ではなく合わせようという
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

黒猫が可愛すぎて冒頭から悶えた。
可愛い絵柄と映像の美しさ、迫力のあるアクションシーンと見応え十分。キャラがみんな愛くるしいし、この一作だけで世界観の広さが物凄く感じられる。個人的にはフーシーが好きだ
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.0

ストックホルム症候群の語源となった事件ということだけど、コメディ寄りな構成になってるの意外だったな。複数の要素が重なった故の心の変化だけど相当なストレスだよねこれって。
イーサン・ホークとマーク・スト
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.5

ストップモーション・アニメだと言われなければ気が付かないで終わりそうなクオリティ。KUBOよりもさらに腕が上がったなあと感じた。それだけ技術的にも芸術的にも素晴らしかった。キャラクターが表情豊かで魅力>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

2.5

ニコール・キッドマンのボロボロ具合が凄かった。意外にも刑事役が初めてなのね。ただ回想シーンで小娘呼ばわりされるのは流石にちょっと厳しい。現在と回想との対比やメイクで若く見せているんだろうけど、いかんせ>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

カートゥーン・サルーンのアニメーションの絵本のような不思議な世界観が好き。
ケルト三部作は全てアニメーションの表現手法が違うのが面白い。今作は鉛筆ラフのような線画でアタリ線もあえて残してあるし、森の色
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

スポーツには余計なものを持ち込んだらダメだなってつくづく思った。
本人が味方ゼロの大ブーイングを実力で黙らせていく過程は気持ちがいい。英国側も全ての人が彼を受け入れていたわけじゃないと思うけど、戦争と
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

世界最高峰の英語辞典を作ったのが学位のない学者と心を病んだ犯罪者とは。この作業は学位よりも言語の知識が豊富かどうかがものを言うのではないのかなあと思ったけどどうだろう。学位持ちの人たちの嫌がらせは腹立>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.0

厳つい可愛い系アニキ!長髪が似合わなすぎてなんかもういっそアリでは?ってなったよ可愛い。訳ありな人達の人情系コメディドラマ。登場人物の設定が活かしきれてなかったけどマ・ドンソクのビジュアルでわりと満足>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

私だったらどうだろうなと思いながら観た。宣告してほしいとは思うけど実際告げられたら前向きに捉えられる自信はない。
病は気からという言葉もあるし『病気に殺されるのではなく、恐怖に殺される』というのはわり
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

ドラン版BLかな?みたいな流れだったな。マットのグラグラ具合に「もっとしっかりして!」と若干イラついたり。マックスはとにかく幸せになってほしい。思うところはありそうだけど、何もしないし言わないし変わら>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

草彅さんが妖艶で素敵だったし、性の狭間で必死に生きているトランスジェンダー役がとても素晴らしかった。それと個人的には草彅さんよりも一果役の服部樹咲ちゃんがとても良かった!オーディションで選ばれた新人さ>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.5

未知のウイルスに感染する人々。予防策は外に出ないこと。というところは今のコロナ禍にも置き換えられるなと。

家から一歩も出られない。食料少ない。電波届かない。文明の力は充電切れれば使えなくなって孤独と
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.5

教養がない船乗り、というには溢れ出る品の良さ。
目指した地位にたどり着くも、愛した人も大事な人もなくして荒んでいく姿は辛いものがある。映像が一昔前のフィルム感を出していたのもあって、現実と回想と妄想の
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.5

副題が長すぎてあらすじになってるの笑う。
政府が潰そうとしたって言葉は少し強すぎではないかな。無認可だし、他の施設では虐待などの話も聞かれる以上調べるのは仕事だしね。確かに十年以上も見て見ぬふりをして
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

一回で全てを理解するのはちょっと難しい。かと言って何回観ても完全に理解できるかも怪しい。
逆行順行入り乱れれば時系列が大混乱するのは必至だけど、そこをわざと狙っているのか何なのか。頭が疲れてくる作品だ
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

アメリカ視点の映画だけど、そればかりではなかったのは良かったかな。
何気に豪華で渋いキャストたち。貫禄ある。

それにしてもアーロン・エッカートが不時着した一連のシーンいる?そこはかとなく悪意を感じる
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.5

『mid90s』の後に観たのだけど、内容がmid90sの彼らのその後みたいなリンク感があってしょっぱい気持ちになりながら観た。

三人ともトラウマや目を逸らしていたことにどうにか向き合ったけど、その傷
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.0

能力は薬を飲んでみないとわからないって随分リスキーなものに大金払うの?とは思わんでもない。

JGLのアクション久しぶりに観たかも。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

最初と最後で印象が全く変わる。
終盤ホラー味すらあるの凄い。
主演の女の子と親友の仲良し具合が可愛い。
シリーズ化するのかな?

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.5

建物の素晴らしさとか蔵書やコレクションの多さとか、全くそんな話ではなかった。
いかに地域に貢献するか、人々に図書館のあり方を示せるか、何ができるか、めちゃくちゃ地域密着ドキュメント。
数多くの課題を話
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

クールで自由に生きている彼らに憧れたけど現実は彼らもままならない人生を送ってる、ってのがもうね。
テープの中の彼らはとても生き生きとしていて青春そのものだった。

ムカつく兄、煩わしくなってきた母親、
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映画 ギヴン(2020年製作の映画)

4.0

脚本が上手いなと思った。
今回映画化したところは原作でもそんなに長い部分ではないけど、長くない故に間延びすることもなく適度に端折ったりして観賞後の満足感がかなり高かった。

ライブシーン良かったです。

オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.5

弁護側が情報の開示を求める戦略を取らなければ一年間焦らした末に有罪にしたのかもな。「この情報は出せないし、まあここら辺でいいだろう」っていう感じの起訴取下げみたいでえげつねえなって感じた。
本人は衝動
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.5

心にじんわりくるトムハンクス。

フレッド・ロジャーという人は知らないのだけど、本当は短気なのに努力と訓練の結果いまの聖人のような彼があるというのは背後の闇が凄そう。実際ピアノのシーンはヒヤッとした。
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

予告から想像する方向とは違った着地点。これは良い脚本。
兄弟が完全にトムホとクリプラでハマってた!字幕で観て良かったなあ。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

凄く良かった面白かった!
お互い褒め倒すエイミーとモリーいいなあ。いくら親友でもここまでお互い大好きな間柄ってなかなか作れないと思う。それゆえの依存性もあるんだろうけど、でも自分の進路をしっかり考えて
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.0

運良く周りの支援に恵まれていたというのもあるんだろうけど、こんな奇跡のようなことが起きるんだね。祖国では命を狙われるチェスが、国が変われば自分や家族を救う武器になるんだな。

というかバングラディシュ
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