映画を観終わってから余韻で涙が出てきたのは初めてかもしれない。
誰も助けてくれないけど、誰かはそばにいてくれる。みんな泣いてた。音楽が良かった。
もっと早くに観ておきたかったけど、もっと早かったらこんなに食らっていなかったかもしれない。全ての軽さと固さへのアンチテーゼ。この終わり方だからこそ僕らは前に進める。
オリジナル観る前に観ちゃったけど、これがオリジナルと言われても疑わないクオリティの高さ。密かに推してるライリーキーオがエミリーの声を演じているというプチ嬉ポイント。
なりたい気持ちにさせてくれるわけじゃないし、それでもいいかとも別に思えなかったけど、映画館を出た時の感覚はかなり特別だった。
どれだけ観察したらこんな映画が作れるんだろう。画面外の音の使い方が上手かった。
へそから入っていけたらいいのにな。
プロポーズをすっ飛ばして新婚旅行に連れていこうと職場に乗り込む潔さ。
コソコソやってた英語の練習の成果が遺憾無く発揮されたSmall potatoesという最高のオチ。
大切なことを伝えるにはひと言で>>続きを読む
CANONのAE-1で14年間毎日欠かさず同じ場所から写真を撮り続けて「おれの街角だ」と言いたくなる。ロマン溢れる優しい映画。
こんなに壮大な話なのに物語の始まりと終わりでエブリンたちの状況は何も変わってなくて、ただそれぞれの世界の捉え方が変わっただけ。マルチバースがあってもなくても世界の解釈は限りなく自由だし、突飛な妄想しな>>続きを読む
もう少し展開を抑えめにして、散りばめた要素を丁寧に回収していったら、しっかり面白い1シーズンのドラマになりそうな詰め込み具合。だけど今作の超速ジェットコースター感もとても好き。
2回
過呼吸になっても、震える声でも、果たして赤サングラスのジェシー・プレモンスを前にアイムフロムジャパンと言えるだろうか。映画史に新たに刻まれるであろうWhat kind of American are >>続きを読む
初めて映画館で観た時はレディバードと同じ17、8歳だったけど、その時はそんなに刺さらなかったのを覚えてる。久しぶりに観てみたら、こんな瑞々しくてトゲトゲした映画だったのか。無駄にキラキラさせたり泣かせ>>続きを読む
綺麗なお話じゃなくても、全然何にも解決してなくても、映画として文句なし。
赤を纏いたくなる。
これ以上何もいらない。
最後のウインクに撃ち抜かれた。犬にチャップリンと名付けたい。
まず映画としてめちゃくちゃ面白い。
非常に精緻な作りで見せ方が巧い。
真実も正しさもどこにもなくて、それぞれの事実が偶然によって複雑に絡み合っているだけ。
みんなゼエゼエで生きてる。
クレイジーすぎるけどありっちゃあり。
コーエン味はあるようでない。
世界は80億人が幸せになるには狭すぎるし、人間は不自由だと思った。
脂乗ってるのに重くないトンカツというか、冷たいのにスッと入れる水風呂というか。
子どもの頃の妄想をそのまま映画にしてくれた感じでなんだか嬉しくなった。
痺れる映画だった。人間は歩き続けても立ち止まってもよくて、どこを見てもなにを聞いてもいいんだと気付かせてくれる。
3回
ホラーなシーン以外でも常に居心地の悪いヒリヒリ感があってよかった。
一番して欲しくないことをしてしまう登場人物たちとか、絶妙にリアルで受け止めきれない原因と結果とか。
都合よく切り取られてる感じはするけどそれが映画だよなとも思った。