はとさんの映画レビュー・感想・評価

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こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語(2022年製作の映画)

4.8

徹頭徹尾パロディ映画。アル・ヤンコビックはこの映画が作られるニュースで初めて知ったんだけど、なるほどこれがパロディの王者か…と噛み締めてしまった。困ったことに大好きになってしまう。続編がほしい。アメリ>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

5.0

こんなに射抜かれるとは思わなかったよ、欲しかったものほぼあった、こんなに楽しくて優しくて誠実だなんて

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

よく出来た映画だな、隙がなさすぎてつまんないくらいだ。ビオラ・デイヴィスがめちゃくちゃ良い。
マットとベンはずっと一緒に映画作ってるとセラピーにもなっていいんじゃあないでしょうか……

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

観に行ってしまった。近年観てるDC映画の中ではぶっちぎりに面白くて、観終わってからやるせなさに苛まれてしまった。エズラ、頼むからちゃんと罪を償って休んでくれ。

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.1

本当に画が美しい。獅子舞アクション最高。社会問題とスポ根が同居しており、将来を選べない子どもという残酷さがありありと浮かんできて切ない……

ハミルトン(2020年製作の映画)

5.0

リン・マニュエル・ミランダって天才なんだなーってびしゃびしゃに浴びた。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.7

試写で鑑賞。めちゃくちゃ変でめちゃくちゃ愛おしい。タイムループものでもロンリー・アイランドの手にかかるとこうも捻くれていくのか…!とニヤニヤしっぱなしだった。
しかし一方で、ド直球のラブストーリーでも
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.3

アメリカンドリームと現実の厳しさが混ざり合う生活に、ずっと不安を抱えながら観ていたが、映画は素晴らしかった。メインの出来事から些事までが全て冴え渡っている。そのためちらっと出てくるキャラクターまで、背>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.1

今更ながらに観たんですが、家で観たからか怖いというよりも薄ら笑いを浮かべながら観終わってしまった…結構突拍子もないことが多くて、ピンと来ないまま終わってしまった…初アリ・アスターだったのですが、恐怖よ>>続きを読む

ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「レズビアン」カップルの映画だよ!!!!!そんなにないのであるだけでも嬉しい。


………と思っていたのだけれど、家族に嫌われたくないからカミングアウト出来ないが恋人とは一緒に過ごしたいという葛藤が、
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新聞記者(2019年製作の映画)

1.5

日本の問題がこれでもかと詰め込まれており、描き方もまた問題だらけなので日本の駄目さというのが大変よく分かる。そういう意味では観ておいて損はない。
この作品を踏まえてもっと凄い作品が日本から出てくる礎に
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

オンライン試写。憧れだった彼との思い出が、燻っている男に蘇る。こういう男同士の青春ってホモソーシャルっぽくなりがちなんだけど、踏みとどまってギリギリなラインを漂うのが今っぽい。滅茶苦茶いいショットがい>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.8

Filmarks 試写会で……ぐはーー最高だったーー!!!
序盤は正直NHKっぽいな…と思っててそこまでテンション上がらなかったんだけど(回線不良で諦めそうだったのもある)、メキメキと勢いを増していっ
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サバハ(2019年製作の映画)

4.5

オカルトを暴いていく牧師ってコンゲームにもなるような駆け引きの面白さかなあと思ったらミステリかつ宗教の深さが観えてきてどんどこ引き込まれていく。
前作の『プリースト』に続きチャン・ジェヒョン監督の好み
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.8

思ってたよりも100倍の連続肉弾戦にうっとり。痛い!と叫びたくなるようなアクションは敵味方関係なしな所が良かった。特に「おっぱいだよ!?」は意外とフィクションじゃやらないよねってとこを突いてる。ギミッ>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

2.3

前監督作の『ヴァレリアン』でも思ったんだが、リュック・ベッソンだけ90年代をループし続けているのか…!?と思わせるテイスト、キャラ造形、話運び、そして驚くほどの予定調和に身体が弛緩する。いい意味でも悪>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

最初から最後までずっと驚きっぱなし。エンタメの極致、それでいて社会派、日本と通じるところもたくさんある。映画では描きづらい感覚をきちんと伝えていたのが最高だった。出演者、全員はちゃめちゃに演技がうまい>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

前作から地続きで、ドラマの続きが始まったかのようなスタート。
アクションは進化しており、よくこんなこと思いつくな…の連続なので観る者を飽きさせない。
途中、完全にハル・ベリーが主役な撮り方をされていて
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

5.0

西部劇でホモ・ソーシャルとはまた違う男の連帯を描いた傑作。見慣れてる人には変な印象かもね。新しい映画。

プロメア(2019年製作の映画)

4.8

どんな話か知らずに観に行ったら最高だった!新人類が誕生した世界でどう共存していくのか?というアメコミのミュータントと人間のような話と思いきや、更にそこから二捻りほど加えてくる。アクションがめちゃくちゃ>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

2.8

1970年代の文芸工作団にいた若者達の青春群像劇。中国の変遷と共に彼らの運命も大きく動いていくので、人間ドラマと歴史が密接に絡んでうまく作用している。後半の戦闘描写が急に激しくリアリティがあるので、彼>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

キリスト教の中でも同性愛について罪であるとする宗派の牧師の息子であること/ゲイであることの板挟みになる)青年をルーカス・ヘッジズが細やかに演じている。親にとっていい息子でありたいと半ば本心から思ってい>>続きを読む

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

4.1

このタイトルから、切実に繋がりたくてもうまく出来ないねじれた親子の話なんて誰が想像つくだろうか?ジャック・オコンネルの演じたラブが、過剰な暴力を振るうまでの過程が想像ついて切ない。

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

5.0

素晴らしかった!現在の日本で裁判官が酷い判決を出す一方で、1970年代のアメリカでこうやって戦う女性が実在して、今も闘っているのかいるかと思うと胸が熱くなる!男女が平等ではないことはおかしいと、男だら>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

5.0

とんでもない切れ味!!!
KKKに潜入する黒人警官のバディもの、ってもうそれだけで何がどうなっちゃうのかハラハラして楽しめたし、ジョン・デヴィッド・ワシントンとアダム・ドライバーのバディものとしても超
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バイス(2018年製作の映画)

2.4

子ブッシュを隠れ蓑にしてホワイトハウスを牛耳っていたチェイニー副大統領の悪行をアダム・マッケイ流のゴリゴリなブラックジョークで描いていくのだが、今の日本の政権とあまりにも酷似していて全く笑えない。アメ>>続きを読む

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

4.8

ジャパンプレミアで鑑賞。今年ベスト級!スコットランドとイングランドの女王たちの信仰と権力闘争だが、同時に「女の王」であることの孤独を強烈に描き出している傑作。舞台は16世紀だが、今描かれても尚共感を呼>>続きを読む

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.7

一足先に試写室で。ぐわー面白かったー!
様々なジャンル映画が登場人物たちと共に入り乱れるタイプの群像劇で、やや冗長ではありつつも、最後までしっかり楽しめた!前情報で変な映画と聞いていたけれど、確かにト
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サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

1.4

『パリ、夜は眠らない。』のオマージュとも言える作品。だが、シーンの一つ一つが唐突で、流れを感じない編集は観ていて疲れる。テーマありきで物語としての流れがベタだから分かるが入って行きづらい。また、登場人>>続きを読む

人狼(2018年製作の映画)

1.9

(原作未視聴)画のバキッとした美しさやアクションシーンは良いが、序盤からストーリーに入り込めない上、話のテンポが悪いので割と退屈してしまった。流れが良くない…キム・ジウンとは合わないのだろう。ミンホが>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.0

互いを愛し合う恋人が、生きている時代と場所によって不当な困難に突き当たる。苦しみと喜びはどちらも人生にはつきものだが、差別や偏見に拠って苦難が増えるのは観ていて辛い。写真に近い画角が語る物語は現実の一>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.7

実直〜!普通の若者が大人になるまでを、そして作家になるとはなんぞやということと二本柱できちっとまとめている。
原題がRebel in the Ryeなので、直訳したよいタイトルだと思うけど、彼は反逆児
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グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

4.5

ヒロイン(しかもキャメロン・ディアス)が「お前ら二人で勝手にイチャついてろ」って切れる映画、これ以外に存在します?そういうバディ映画。ミシェル・ゴンドリーの本来の作風からはあまりにもかけ離れているかも>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.8

命と愛の営みがふんだんに描かれている傑作。
閉塞的な田舎のバリっと澄んだ空気と対照的に中でどんよりと生きていた青年が、外部からきた男のお陰で愛を知って、きちんと呼吸が出来ることを知るという、今まであり
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