Fufufuhさんの映画レビュー・感想・評価

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5



じんわりじんわり心に沁みる映画だった。

人と出逢って、人と関わっていく中で、深く傷ついた心が癒やされる瞬間に胸がいっぱいになった。

友人、チャッキーの言葉がかっこよすぎて。みんなが車を贈るシー
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

映画に、まだこんなに観たことのないシーンってあるんだな?!
強烈なシーンがいくつもあって、体験の満足度がすごい。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

やっっっと観れた!!面白かった。
英国紳士好きとしてはスーツから小物から観ていてとてもときめく映画!

重厚感のあるシリアススパイ映画かと思いきやぶっ飛びブラックコメディだった。
アクションシーンが鮮
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

無性に今観たい衝動に駆られて鑑賞。

「天国じゃみんな海の話をする」

そんな語り出しの海の表現が美しくて。
理由なんて何でもいい、やりたいことをやるのに回り道する必要はないんだよな。
怖いものなしの
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

繰り返しの中にあるささやかな楽しみ。
繰り返すからこそ日常の些細な変化にも気づく。
喧騒の都会の中で、無口な平山の世界はとても静かだった。
雄弁でなくとも自分の生活を持っている人の魅力ってあるよなあ。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

仕事終わりに映画館へ。

観念的な世界に、現実モードの頭がなかなかついていかない。
「こういうものだよ」と否応なく映像を浴びているうちに絵本を目の前にひろげた子どものような気持ちになっている。
ジブリ
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

終始、心がざわつく。
切り取られた解釈にまんまと踊らされる。


生まれ変わらなくてもいい世界がいいよ。

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0


何度観ても良い。
日々やりたいことよりやらなければいけないことを優先してしまったり、変化のない日々に心が萎んでいく中で、何より大切な『人生を楽しむこと』を思い出させてくれる映画。
名優同士の掛け合い
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

映像に引っ張られるようにしてフラッシュバックする過去が、ちゃんと昇華されてるかどうかで印象が全然変わりそう。
スティーヴィーとレイの2人のシーンは最高だったし、寄り添ってくれた思い出は一生ものだな。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

ナウシカをついに映画館で!!

小さい頃から何度も金曜ロードショーで観て、DVDを買っては観て、原作を読み、ナウシカ歌舞伎も観に行き、さすがに飽きてる、、わけなかった。

台詞、音楽、展開ぜんぶ分かっ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

5.0

この映画を思春期に観てしまったものだからいけない。
初めて映画を観て泣くという体験をした。

ほんとは別の映画を観ようと思ったんだけどそのチケットが売り切れで、上映している中でたまたま選んだ映画だった
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

ベネディクト・カンバーバッチが大変好きなので贔屓目に見てるところはあるかもしれないけど、彼の演技に終始引き込まれる。

そして何よりこれが史実ということに驚く。
暗号を解いてしまえはすべて平和に収まる
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

どうにかしてくれ、助けてくれ、と
他力本願な訳ではなくて、必要だから制度を利用するだけで。
それが届くべきところへ届かないのであれば何のための誰のための制度なんだろう。
正しさが人を救わない時、血の通
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは…

1人の人生をコントロールしてそれをエンターテイメントにするということへの胸くそ悪さが消化しきれないまま、けれどあの全世界が見守るラストシーンは自分も「視聴者」となっていて。なんだこれすごい
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

最後に観たのは6年前。ふと無性に観たくなり3回目の鑑賞。

美しい飛行機を作りたかった少年。
夢を追い続けて完成した飛行機が戦争に使われることなんてなかった。
時代が違えば。
惜しいなという彼の上司の
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キャロル(2015年製作の映画)

3.7


画の美しさに呑まれる。
展開には驚いたけど終わり方がとても好きだなあと思った。

後ろめたさを抱えたまま見たいものだけを見ていても結局いつかは向き合わざるを得ない。
向き合うべきものに向き合って初め
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

宇宙の静けさ、美しさ、孤独、怖ろしさを嫌という程味わえる映画。
あとジョージクルーニーの存在感と安心感、、

死と隣り合わせの緊迫した極限状態が続くから観てる間ずっと肩に力が入ってて、観終わった瞬間、
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0


トニー・リップという男がニクい。

最初は黒人への差別意識丸出し、仲間内で通じる言語でそれと分からない会話で黒人を笑う。
そんな彼のボスとなる、教養のある黒人ピアニスト、シャーリー。

南部へのツア
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5


ラストのライブが圧巻。
フレディが抱えてきた孤独やコンプレックス、痛みが全てあの場所で、パフォーマンスの中で昇華されたような、歌い出しがまるで彼の独白のようで。
Queenの聴き慣れた曲たちがスクリ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

予想を上回るエンターテイメントだった。ゾンビものはいまいち好きじゃないけどこれはなんというか、作り手の熱量にやられた。後半からは終始笑ってたのにエンドロールでちょっと涙腺にくる。あぁ、面白かった。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

5.0

壮大な肯定の物語。

映画そのものは9.11での大好きな父親の死がきっかけとなっていて、オスカーの誰にも言えなかった悲しい秘密や、その身体に押し込めた絶望感に観ていて苦しくなる場面が何度もある。
それ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.3

終始暗く湿っていて、近未来だけど退廃的。シンセの音楽が良い。雨の中のシーン、恐ろしいけど美しくて、哀しい。レプリカントよりむしろ博士や警察の方がなんていうか、人としての大事なものが欠落してるように思え>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

全国大会。団体戦。全く違う競技だけど、かつて同じところを目指していたからか、途中から自分自身も高校生に戻って観ていた。
終わりを感じて辛くなるかと思ったら、尊さを実感してむしろ幸せな2時間だった。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

報道という仕事に就く人の矜持と、権利を守るために決断する様の描き方が素晴らしかったし、こういう喜怒哀楽ではない込み上げてくる感動は久し振りだなーと思った。自分自身の仕事への向き合い方も考えさせられる。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

伝統に縛られたくない、自分の信じることは自分で決めたい、ただそれだけならクメイルはああも葛藤することはなかったんだろうと思う。
理解してもらえないならもういい、ではなくて家族のことも心から大切で、これ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ただただ最高。
最初バーナムが純度100%ポジティブでちょっとひいてしまったけど笑 音楽や歌、ダンスが最高すぎて観入ってしまった。The Other Sideめちゃくちゃかっこいい。This Is M
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

一言で悪人とか善人とか括れない、って当たり前のことを思った。暴力や破壊、悪意、怒りと、意志だとか尊厳、希望、優しさが同じ画面の中、ひとりの人間の中に共存してて、ひたすら気持ちがかき乱される。

オレン
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