カツさんの映画レビュー・感想・評価

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メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.5

プリンセスコンサートで曲を聴いて久々に鑑賞。
他のピクサー作品と比較すると話は少し物足りなく、もっといろいろな設定を掘り下げてほしかった気はしつつ、キャラクターの造形や音楽、北欧の雰囲気はとても好き。
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.0

バーンスタインの生涯について殆ど知らなかったので、興味深く視聴。
白黒からカラーへと自然に移り変わる映像の演出や特殊メイクはとても見応えがありました。

バーンスタインのキャリアの面は会話の中でさらっ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

世間が望む、ドラッグや犯罪、ラップなどのステレオタイプを主人公がヤケクソで描いた虚像の黒人物語が独り歩きして「リアルだ」と評され大ヒットしていく傍らで、主人公の「リアル」な日常は、姉の死、アルツハイマ>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アイルランドの風景やアンバーのファッションがとても好きで、雰囲気がかなり気に入った作品。

閉鎖的な片田舎から抜け出して都会であるダブリンに来て、街角で不意に見上げると目に入ってきたプライド・フラッグ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

大好きな映画。久しぶりに鑑賞しました。
スプリッターを使って二人で音楽を聴きながらニューヨークの夜を歩くシーンが好きです。
音楽があるだけで平凡な風景も真珠のように特別なものに変わる、この映画を初めて
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リタ・モレノ 私は進み続ける(2021年製作の映画)

5.0

ラテン系俳優の道を切り開いた一人であるリタ・モレノの半生を辿るドキュメンタリー、良作でした。

プエルトリコ系として女性として、当時のハリウッドでキャリアを築くのは今よりもさらに簡単なことではなく、公
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.5

ネトフリのアニメを観た後に鑑賞。
アニメの方にたくさんこちらのオマージュが含まれていたことが分かったので、この後またアニメを観返したいと思います。

突拍子もない展開や実写ならではのチープな画がなんと
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

ディズニー作品のファンとして、さまざまなオマージュを取り入れながら、「願い」というあらゆる作品に共通する核に立ち返り、よくまとめられた構成は、シンプルながらも心に響くものがありました。この映画単体でな>>続きを読む

セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

3.0

気軽に見れるNYお仕事ラブコメ!
仕事でいっぱいいっぱいで自分のやりたいことに手を付けられない言い訳ばかりしてる自分には刺さるところも。
ピザのくだりとか、二人が仲良くなっていく過程が可愛くて好き。
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.0

ラブコメのメタ要素たっぷりで、ラブコメ好きとして最初から最後まで楽しく観れました!
わかる、あるある、と思いながらの最後の落とし所では少し意表を突かれて、そこもまた良かったです。
自分の気持ち次第で世
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

2.5

少しずつ謎が明かされていってピースが嵌っていく感じが面白かったです。最後の落とし所もなるほど良い終わり方でした。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

綺麗事すぎるというレビューもあるけど私はそのくらいのほうが好きなので気に入りました。
頑固なオットーに何だかんだ親しみを持って接する近所の人たちがあたたかい。登場人物がいい人ばかりでみんな好きになる。
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

ホラーが苦手で避けていましたが、ちょっとびっくりしたりちょっとグロい部分があったり程度でほとんど怖くなかったので、それを理由で観ていなかったことを後悔しました。

最後には切ないけれども心温まる気持ち
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何回も観たいとか人にオススメしたいとは思えないものの、なかなか抉られる映画でした。

男性の方は最初からうっすら女性を下に見ていたからこそ、女性が自分の上司になったときにプライドがとても堪えられなかっ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

2.5

大人向け絵本の朗読を豪華に作り込まれた映像と合わせて聞いているような不思議な感覚。
ウェス・アンダーソン監督の作品はやはり画が独特で、ポップな色彩が良いなと思います。映像作品なのに美術館に飾られた額縁
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

現実世界の日常にも確かにある小さな違和感(黒人は身体が強くて良いと誉められることなどは、一見好意的に聞こえるが…)が衝撃的な形で、皮肉たっぷりに具現化されていてかなり見応えがありました。

日本人の方
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.0

ビジュアルだけは知っていたものの、思うところもありなかなか観る機会のなかった作品。友人に誘われてやっと鑑賞しました。
マチルダのファッションがやはりかわいくて、見ていて飽きなかったです。構図や画もよく
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

2.5

とても楽しみにしていた作品だけど、思ったほどではなかった。展開はよくあるラブコメで先が読めるので、2時間がとても助長に感じられてしまった。サービスシーン…と言う人も少なくないであろう濡れ場や裸のシーン>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

字幕版で観てきました。
アジア系移民二世の物語、ノンバイナリーのキャラクターも登場すると聞いて、ずっと楽しみにしていた映画!
映像も音楽も物語もキャラクターもみんなみんな素晴らしくて、わくわくしたり涙
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ファイアー・アイランド(2022年製作の映画)

2.5

高慢と偏見のクィア版ということでした。

パーティードラッグヌードにセックスみたいなものに全く無縁な陰キャクィアなので、当事者として共感!とか最高のクィアムービー!といった感想には至れなかったけど、オ
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

女性としてクィアとして、もっと大人しくして、「普通」のふりをして周りに合わせて、波風を立てないようにしなければ、と未だに思ってしまっている自分がいる。でも、「普通」のふりをするのはとても辛い。自分が自>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.5

どんなに周りに気味悪がられても、ナプキンを作ることの意義を何年も信じ続けて何もかも犠牲にして最後にここまでやり遂げる実行力に感服。
2000年代の実話ということに驚き。