安心して観れるホラーは果たしてホラーなのか。だけどそういうのもイイ。
オリジナルより解りやすく再構成と改変がされていた。
どちらが好きかと言えばオリジナルだけど、未来都市の裏路地を観れただけで割と満足。
全体的にじっとりとしたカンジの空気感だとか淡々としてるように見えるような雰囲気だとか、嫌いではない。
パッケージなども含めて、画ヅラがいちいちカッコヨロシイなと思って観ていた記憶があります。
いつもの監督、いつものコンビで安心して観れたけど、何か少し物足りなく感じたのは安心感からなのか。
解ってる人が解ってる人向けに好きなように撮ってるというだけで素晴らしいなと思いました。
バカな人間しか居なくなった世界の描写がどうしようもないぐらいバカバカしくて素晴らしい。
観たハズなのに…思い出せない結末。
漫画も映画も…。
面白かったようなそうでもなかったような…。
タイトルが「出た」瞬間に、もうどんな内容でも良いと思った。
原作は原作、コレはコレで好き。
クライマックスの高揚感を味わいたくて、あまりにも辛辣な其処に至る過程をまた観てしまう。
観る度に価値観を問われる。
未だそちら側に行くことはできず、また観ては悩む。多分これからも。
全てよくわからない。
けど、わかることと言えば、好きか嫌いかで言うなら好き。
よくわからなくて、ひどく不気味なのに、その正体を見極めたくてまた観るんだけど、結局よくわからない。そのカンジが好きです。
観ている間は何故か顔が苦笑いになっているが、自分が一体どんな感情で観ているのかいつもよく分からない。
そんなカンジがたまらなく良くて、今日も観てしまった。
多感な年頃に観た事を今尚後悔しています。こんなの観るんじゃなかった。大好きです。
夢うつつで観ていたら本当に頭が混乱したのも良い思い出。その体験こそ全てなのかなと。素晴らしかったです。