ptaleさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.0

オッペンハイマー観る時間がなかったため。
猿なのにめちゃくちゃウホウホ聞こえてきて、えっゴリラの話?間違えてゴジラコング観てる?と一瞬錯覚したけど、そうか、日本語で勝手に猿って呼んでいるだけであって本
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耳をすませば(2022年製作の映画)

2.0

金ロー。ジブリかと思ったら実写。
薄っぺらいキャラに薄っぺらい言葉。結構つまらなかった。邦画の嫌なところ煮込み鍋。金曜じゃなけりゃ許せなかっただろうし普通に中断して風呂に入ればよかった。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

こういうタイプの主人公の精神と行動の乱高下にハラハラさせられるのを本当の不快に感じる人間じゃなくて良かった。こんなはみ出したような人間が生き生きしているのが好きだしもっとやらかしてくれても良いくらいあ>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

憎いけど綺麗な炎だった。
エンドロールで響く虫の音も良い。空回りする善意を見るのはいつも辛いけど、絶滅危惧種になりつつある「良い意味でも悪い意味でも昭和を感じさせてくれるおばあちゃん」が久々に観れた。

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.6

おじさんがたまたま見かけた、憂いを帯びた美しい女性に釣られてダンス教室に通うあたり、それなりに気味悪かったけど役所広司の努力が潔くて良かった。何かに必死に打ち込んでポンポンとただ上手く行くだけのような>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.6

主演のカレン・ギランがちょっっとだけPDS株式会社に見える呪いがかかって気が散ってしまった。スカッとして良かった。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.2

LOVE STREAMSみたいな難しさ、Blue Valentineみたいな殺傷能力がなかなかあってとても良かった。ビビットピンクのファーみたいな服があんなに似合う女の人って居るんだ。人間みんな等しく>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.6

初見。かなり期待して観たけどそれでも凄まじかった。人間の弱くて強くて儚くて愚かなこと、話としてはまじで容赦無いので体力消耗が激しい。運命というか、物事はとめどなく起こって、でも現実ってこのくらい容赦無>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

容姿端麗、尊い感情、繊細な画面のファンタジー。狂気レベルが全然違うけど、片方はまどマギのほむらちゃんみたいな感じがした。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.4

終わった瞬間こんなに頭を抱えたくなる映画久々。不寛容に不寛容な社会で湧き上がった悪意とか暴走しがちな正義感とかの矛先が一斉に同じ方に向く現象、そしてその両者を俯瞰して見られる巧妙な作り。ターの罪みたい>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.4

この前観た「ハピエスト・ホリデー」よりも更に都合の良い展開だった。ミュージカルと知らずに観て困惑したが、このシンプルで威勢良くかつ芯のある主張は御伽話だったとしてもやっぱり見ていて勇気付けられるところ>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

やっぱり良い、松岡茉優。
そんなに関係ないけど最近邦画特有のとりあえず叫び散らかすみたいな芝居観るとすぐお腹いっぱいなってしまうので100歩譲ってもこの映画くらいのdBにしといて欲しい。

ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

3.8

最終形が絵に描いたような理想でかなり他人事みたいになってしまったけどそこに辿り着くまでの地獄の解像度が高すぎる。目の前でアウティングされた時のパニックとか絶望とか人によっちゃ事前の注意喚起が必要なレベ>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

2.6

退屈しない間の取り方と映像ではなかった。潔いほど記憶に残らない。途中から気づいたら再開発で追い出された人と場所の思い出ムービーになっていた。人の笑顔だからといって無条件に受け入れられるわけじゃないんだ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

良い後味の悪さ。顔での表現が巧みなホラー映画はマジで怖いと再認識。
優位性を持つ者たちからの、そういうとこやぞ、とツッコミたくなるような無意識な差別のサンドバックに顔をしかめながら耐える主人公、現実的
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.6

ドランを観ているという気負いで気付きにくいけどこういうのは今となってはよくある話に思えてくる。でも毒親の煽りの解像度がすこぶる高くて一緒に鏡ぶん殴りたい気持ちになった。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

松岡茉優堪能映画。鈴鹿央士がスピすぎるし松岡茉優のピアノ弾く時の顔の揺らし方がうますぎてちょっと笑ってしまったけど最後のシーンは神がかっていた。松岡茉優じゃなければ、、、感はある。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

買い物ブギーが天才すぎた。極上の娯楽。
個人的には奴を追いかけず勝手に馬でも育ててろと言う風に部屋で堂々とお茶でも啜っていて欲しかったが、それができなかった悲しい時代の差。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

美しい映像ありきだし、たった100分だし、あっさり乗り換える予感もしたし、こんなにも若い人間を通して見ているのに死に関する表現が薄っぺらくなくて良かった。相手の真実に対して、自分の信じたいものを信じら>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

こんなにも全力でふざけているのに馬鹿馬鹿しくすればする程、風刺としては強くなる。しかも関東に寄りつかない民にもそれなりに伝わる。

やくたたず(2010年製作の映画)

4.0

派手な事が起こらない画面なのに時間を忘れさせるタイプ、稀有で良い。何かを言う余地も生まれなかったけど映像が染み入ってきて温かくなった。

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.2

汚くて醜いおじさんの完成度が高いヤン・イクチュンだけはちょっと良かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

前作とうって変わって、まあプラトニックなこと。それゆえに女の立場を考えると余計に切なさが助長されて良かった、アートだった。愛してるを探しにもう一回観に行きたい。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.6

どいつもこいつも性欲狂いで怪訝な顔して観てしまったが何これこれホラー映画?って何回も思う程映像の緊張感が凄まじかった。それに秘密結社のような集会で行われる儀式の迫力、映画館で観たら鳥肌が立ちそう。

少林サッカー(2001年製作の映画)

4.0

物心つくちょっと前に映画の楽しさを教えてくれた物の一つ。ロードショーや深夜の放送で何回か観て、側にはいつも誰かが居る、その思い出だけでも十分くらいある。

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.6

一番辛い所でほんとに笑えるアメリカン?ジョークをぶち込めるの本当にすごい、あれでスベッたら映画のほとんどが台無しなのに。サリー・フィールドとシャーリー・マクレーンが特に良い。

ファースト・ミッション(1985年製作の映画)

3.4

サモハンがこの役しながら監督もやっているというギャップに驚きしかない。外国の家族愛の強さはやはり日本とは方向性が違う気がする。日本が異質なんだろうけど。ジャッキーが銃使いまくるのも珍しいのでは。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

私の愛するエリオット・ペイジ主演の「ローラーガールズ・ダイアリー」みたいで良かった。こっちの方が上品でお行儀良い。主演の顔も良い。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

2.8

退屈な映像が永遠と続く。チワワちゃんに最後まで1ミリも興味を持てなかった私の負け。
だいたい常に課題に追われる看護学生にこんな時間はない。
ヨシダは絶対に就活失敗しろ。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.4

この他には何の救いもなく消えていった母と子らが数えきれない程いるわけで想像すると辛い物がある。
最後に流れた本人達の実際の映像の方が映画本編よりも10倍くらいカジュアルに見えてこんな心動かされた自分が
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.4

いつも思うけど好く方の余裕のなさと好かれる方の余裕の差は残酷でズルい。しかもよりによってお人好しで自分のないゴキブリホイホイが相手とは、、。自分に惚れた相手を瀕死にさせるプロの大倉君(こういう人間の言>>続きを読む

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.2

ターナー少佐は美しいけれどもエクスペンダブルズに出てくる女性程強くない。めっっちゃくちゃ強くていいのに。

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