往年のゾンビ映画に慣れ親しんでいる人は一言言いたいことはあるだろうけれど、ここまで振り切れてやり切っている映画は久しく見ていないし、そういった映画を映画館で見られたことは幸せに思う。
最近はやりの下らない雰囲気映画だろうと思って全く期待せずに見ていたら案外おもしろかった。
最低だ。インパクトのあるタイトルとビデオのジャケットでわざわざ購入したのに、本編といえば話もつまらなければ、おっぱいすらモザイクが掛かっていて見えやしない。パケ写詐欺も甚だしい。
深夜2時半頃から見始めてエンディングと共に朝を迎えるのが極上の鑑賞方法。
スペースボールでギャグとして空気の缶が出ていたけれど、まさかAKBのライブ会場の空気の缶が売られるような、とんでもないご時世になってしまったとは。
初めて見た時はこんなにもキている映画はないと思っていたものだけれど、久々に見てみると案外ダラダラと長く感じる。
ランボーシリーズでも最強だと思っている。とにかく銃弾の一発一発が重い。映画全体に疾走感があり、次々と撃たれ死んでいく姿にカタルシスすら得られる。
そして、エンドロールがやたら長い。
こういう映画には頓珍漢な日本感を期待して見ているわけであるが、もはや東京という感じもあまりなく少し残念であった。
英語版ではシガニー・ウィーバーであるところを日本語吹き替え版では八代亜紀という人選であるが、なぜそこは高畑淳子ではないのだ。