lichtさんの映画レビュー・感想・評価

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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

映像も音楽も演出も本当に素晴らしい。
ポイントカラー、ピアノを踏む音からのモーツァルト、

一転、身も凍るようなリアルさを追求する残忍な表現もあれば、、
想像すると震えるような金歯、浴場、肥溜めのシー
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アジアの天使(2021年製作の映画)

3.3

まさに「アジアの天使」。笑
つい笑ってしまったよ、監督。。

ほぼセリフを発しないのに空気を作るマナブの演技が素晴らしい上に、最後のシーンで必死に頬張るのが可愛くて。。

そして安定のオダギリジョーと
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愚行録(2017年製作の映画)

3.4

最後の回収はとても良かった。
そして、役者全員の演技が良かった。
“愚行”に胸糞が多いが、身の回りに実は溢れていたり、それに気付かない・自分も気付けていないようなこともあると感じる事に、
マイナス0.
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少年の君(2019年製作の映画)

3.8

心が痛い。
若い時の無敵感はどこから生まれてくるのか。
起業やチャレンジでは良い結果を生むものの、こうした形で出てくるのは本当に耐えられない。
俺も同じことをされたら、ボコボコにしてしまいそうだ。。。
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

朝ドラでは魅力が伝わらなかった清原伽耶ちゃんの良さが爆発していた。
テンポもテーマも役者もノリも良い、気持ちの良い作品でした。
エンディングいいなぁ。

ウォール・ストリート(2010年製作の映画)

3.0

シャイロックのこどもたち、のセリフを借りれば
「金は返せばいいってもんじゃないんだよ」

なんとも締まらないエンディングだった。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.4

期待しすぎた結果、想像通りのエンディングにふぅっとなる。
ただ、「合理的に生きるだけの人生に意味があるか?」と感じるところには共感。
からっぽのバックパックに新たな経験を積めてく人生の方が面白い。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ここまで距離が近く臨場感あるゴジラは初。
15分に1回はゴジラが見れる。
グロテスクさ、悲惨さは無いので「モンスターパニック映画」では無い。
「ゴジラを妻も子供も見たこと無いので、どれから観るか悩んで
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.0

池井戸作品と思って鑑賞すると、盛り上がりの少なさ、オチの弱さ、キャラの薄さが際立ってしまい、中途半端な印象。。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

刻んで見ていたから深く入り込めなかった。
作品に没頭するなら、ながら見や中断はしないほうが良いですね。

私もこれまで、コインロッカーに置き去りになるなど悲惨なニュースを見て、
「捨てるなら産むなよ、
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.4

全体的に面白かった!
が、ラストがなんとなく、うーん。
「売れる」ことのジレンマって、会社の事業とか個人の売り出し方とか、本作と同じような悩みがあるなぁと。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

バスケットボールプレイヤーにとって、バッシュは特別な存在。
コンバースの布地素材からアディダスが革製品を作り、ナイキがエアジョーダンを投入した事で、一気に「ファッションアイテム」になった。
ピチピチの
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.4

結末がなんとも、もったいない。
・同級生の死
・学生だけで行う裁判
・人間ドラマ
は王道の筋道なんだけど、いかんせん、なんとも。。
むしろ、宮部みゆきの作家生活の集大成として9年間の連載をしていた小説
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

一作目が画期的すぎたので、今回は演出が分かる分インパクトが少ないが、
やはりPCとスマホの画面だけでここまでの面白さが出せる本シリーズ、めちゃくちゃ大好き。

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.4

中高年のロードムービーは珍しい。
よく「自分探し」と言われる旅だけど、実際は自分の“見えなかった面”を“体験によって照らされて知る”訳だから、
「自分発掘」なのだと思う。
日本のお遍路さんを歩く人たち
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

娘がいる父親が見てはいけない、夜中に号泣した作品でした。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

迫力満点のレースシーン。
ザファーストスラムダンク同様、夜中に観るもんでは無かった。
ドキドキが止まらない。

Winny(2023年製作の映画)

3.6

天才プログラマ、金子勇さんの正義をしっかり描いて下さった作品。
IT業界に勤める身として、本当に素晴らしい技術であり、世界に革新を起こしたソフトウェア。
ただ、当時は全くITの知識が無く世論と等しく「
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

独身だったら泣いてたなぁこれ。
麦が感じていた葛藤や想い、自分にもあったなぁと思い出す。
でも、人生って何のためにあるかっていえば楽しむ為にあるわけで。
「現状維持」はこの変化の激しい時代で、若ければ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.6

・うそぉーん…ってなる結末
・女の怖さにゾクッとする展開
・これは現実か漫画か果たして?
・演技派の役者陣の素晴らしさ

いや、面白さとサスペンスと考察が入り交じる独特の世界観。
それを実現させる、黒
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

レイトショーで観てはいけなかった。
ワクワクと興奮と動悸が止まらない。
マジで眠れない。

井上雄彦さんの、心に火を灯す才能は本当に凄いと感じる。
隅から隅まで、こだわりと愛情と本気度が伝わる作品だっ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.3

3人の育ちや背景から、それぞれの考え方や事件当時の状況を描くことで、映画のような設定の事件を解決する人のリアリティを感じることができる、イーストウッドらしい演出。
だけど、ちょっと長かったな。。旅行の
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ステップ(2020年製作の映画)

4.5

父を亡くし、娘を育てるパパの立場で観ると果てしなく感情移入してしまう。
全編通して号泣してしまった。

1歳半でも、いっちょまえなんです。
…もっと沢山抱きしめようと思う。

大人のフリが出来るように
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.5

ボラプで聞いた「このパキ野郎!」を実話ベースの別作品でも知れたことで、イギリスの移民問題に改めて関心が湧いた。

ストーリーや若者の心情としては、自分も含めて沢山の共感を得られる素晴らしい爽やかな作品
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.3

小松菜奈って、声いいなぁ。
そして、最後の17分、いいなぁ…!
なんとなく、これは本よりも映画の方が良さそうな気がする。

複雑な時系列と感情表現を、見事に小松菜奈が演じていて、謎が分かった後に引き込
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

6回泣いた。
特に、発表会、夜の父との歌、発表会。
娘を持った父親はみんな泣いてしまうよ。

耳が聴こえなければ娘の才能に「気づけない」し「分からない」
けど、周囲の反応で分かる。耳が聞こえない分、き
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

本当に、2人の幸せそうな掛け合いと表情を見るだけで、あたたかい気持ちになれる。

正直、私はあまり同性愛関連の作品が得意ではない。好き嫌いではなく、得意じゃない。
偏見も無いほうだし、娘が将来同性愛に
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

切なくも温かい、誰もが共感できるラブロマンス作品でした。
そうなんだよなぁ。
ちょっと思い出しただけなんだよ。
ちょっと思い出したかっただけなんだよ。
ある日、ある場所、ある食事、ある映画。
たまたま
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.9

心温まる素晴らしい作品。
終盤ところどころ良く分からないですぅーっと進むところがあるけど、そんなの忘れるくらいすべてが良かった。
子供と一緒に観たい。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

Fukaseがめちゃくちゃハマり役。
有名俳優やアーティスト使ったマンガ原作的な作品と思いきや、伏線あり心理描写しっかりしてるサスペンス作品でした。
ラストシーン、エンドロール後の効果音、妻のセリフ、
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

searchの監督作品か!
90分の短さの中に、背中が冷えるような怖さが滲む作品。
子育て中の自分が見るのは勇気がいる。笑

さがす(2022年製作の映画)

3.8

佐藤二朗の渾身のシリアスな演技、引き込まれる。

実際の犯罪にヒントを得ながら、
パラサイトのポン・ジュノ監督の元で助監督をして得たノウハウと、
人間らしい闇と社会問題に踏み込んだ、
面白いサスペンス
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